ラグビーアカデミー

【U15クラス】8月活動レポート

【今月の練習内容】

今月は「相手の守りの崩し方を見つけること」と「それを声で仲間に伝えること」をテーマにアタックの判断とディフェンスに取り組みました。技術そのものよりも状況を見て判断し、それを言葉にしてチームで共有する部分に時間を使った1か月です。

まずどこにポイントを作るのかを整理しました。次に攻めるスペースを残しつつ逆側に相手をどれだけ集められるか。ただし外を狙いすぎるとパスが増えて前に出られないため少ないパスでできるだけ外を狙うという前提も共有しています。

今月の核になったのは伝え方です。「外に当たって」という声は誰から見た外なのかが分からず伝わりません。そこで味方の名前を基準にする、枚数で言うなど、どう言えば全員に伝わるかを選手たちに出してもらいました。後半はこれを2段階の合図に整理しました。まず一番外の選手が外にチャンスがあるかないかを伝え、それを受けて真ん中の選手がどこに当てるかを伝えます。全員に伝わるまではボールを出さないというルールで取り組んでいます。

守りの面では今月から一段階レベルを上げ、より試合に近いラインディフェンスに移行しました。

【選手の成長・コーチからのひとこと】

一番の変化は声が出るようになったことです。月の前半は声が出る前にボールが出てしまいどこに当たるのか分からないまま走る場面が目立ちました。後半には合図の声が明らかに増えています。ゲーム中に「誰々の前に行く」という具体的な指示まで出るようになりました。その場で名前を挙げて褒めています。コーチ陣の間でも前回・前々回と比べて格段に良くなっていると評価が一致しました。

練習の最後には3つの段階に分けて確認しています。外の選手として最初の合図を出せたか、真ん中の選手としてどこに当てるかを伝えられたか、そして外から来た声を内側に伝え直せたか。3つ目まで確認できるようになったことが今月の前進です。

一方で課題もあります。狙う場所が決まっても実際にそこへボールが回った回数はまだ多くありません。原因は声ではなく立つ位置が浅いことと走り込んでボールをもらう動きが苦手なことにあると分かっています。技術は着実に上がっているので今はそれをチームとしてつなぐ段階です。

【来月の予定】

来月は「決めた場所に確実にボールを運ぶ」ことを重点テーマにします。

合図が出せるようになった次の段階としてそこへ実際にボールが届く回数を増やしていきます。そのために必要な立つ位置の深さと走り込んでボールをもらう動きにも取り組みます。

守りについてはまず自分のマークを確実に見ることに戻したうえであらためて二人で止める形へ段階的に進めていきます。ボールを地面に置いてから次の球出しを速くする部分も引き続き積み上げます。

【りょうたコーチより】

いつも温かいサポートをありがとうございます。中学生年代は技術と同じくらい「見て、考えて、仲間に伝える」力が伸びる時期です。今月はそこに思い切って時間を使いました。走る量よりも頭を使う練習が多い日もありましたが選手たちはよく集中して取り組んでくれました。

今月の内容は3〜4か月かけて形になっていくものだと考えています。すぐに結果が見えなくても確実に土台になりますので長い目で見守っていただけますとありがたいです。9月もどうぞよろしくお願いいたします。