試合レポート

試合結果・日程

トップリーグ 豊田自動織機シャトルズ

NTTドコモレッドハリケーンズ大阪

NTTドコモレッドハリケーンズ大阪

28

試合終了

7 前半 16

21 後半 13

29

豊田自動織機

豊田自動織機

1220日(日曜)13:00-

KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場

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試合レポート

【トップリーグ第6節 織機戦】ファンデルヴァルト選手

トップリーグ第6節豊田自動織機シャトルズ戦はKIRISIMAハイビスカス陸上競技場(宮崎県)にて行われた。

織機のキックオフで試合開始。前半6分、ドコモのペナルティーから織機がPGを選択し成功。先制点を許す。8分、ドコモの連続攻撃から(15)平瀬が抜け出し中央にトライ。(10)佐藤善仁のゴールも決まり逆転に成功。ドコモ7-3織機とする。しかし18分、20分と織機に連続でPGを決められ逆転を許す。その後一進一退の攻防が続き、38分、織機がペナルティーからタッチキックを選択。その後のラインアウトからモールで押し込まれトライを許す。ゴールも決まり、ドコモ7-16織機とされ前半終了となる。

後半も先制は織機。11分、ドコモのペナルティーからPGを選択し成功。ドコモ7-19織機とされ点差を開けられる。ここで(13)クリエルに替り(22)ポラードを投入。試合の流れが変わる。14分、途中交代の(23)イエロメが大きく抜け出し、そこから連続攻撃をしかけポラードが抜け出し、最後はイエロメに繋ぎトライ。ポラードのゴールも決まり、ドコモ14-19とする。17分、織機にPGを決められるが、20分に連続攻撃から左に展開し(11)茂野がライン際を約40m走りきり左隅にトライ。難しい角度からポラードがゴールを決め、ドコモ21-22織機と1点差に迫る。続く23分、(4)朴がパスダミーからラインブレイクしオフロードパスを(19)衞藤に繋ぎゴール中央にトライ。ポラードのゴールも決まり、ドコモ28-22織機と逆転に成功する。その後、自陣での攻防が続き耐えるドコモ。しかし37分、ドコモゴール前のスクラムを押し込まれトライを許す。その後のゴールも決められ逆転される。しかし点差は1点。ドコモは敵陣で攻撃をしかけ、残り時間が1分を切ったあと織機が自陣10m付近でペナルティーを犯す。ドコモはPGを選択しキッカーはポラード。入れば逆転となるが、キックは左にそれ不成功。その後ホーンが鳴り、ドコモは自陣から攻撃をしかけるも最後はミスを犯しノーサイド。最終スコアはドコモ28-29織機となり、この試合4トライを挙げ7点差以内の敗戦で勝点「2」を獲得するも悔しい結果となった。

選手・コーチのコメント

下沖 正博 監督

私の地元、生まれ故郷である宮崎で試合をすることができ、また4000人近くのファンの前で試合ができたことをうれしく思っている。故郷に錦を飾るではないが、今日の試合で勝利を収め、最終節のNEC戦にいい形で臨みたかったが、相手のディフェンスが粘り強く、我々もそれに負けないアタックでこじ開けたかったが、前半に1トライを取ったあと、敵陣22mに入りながらトライを取りきれなかったことが、後半勝ち切れなかった原因に結びつく結果となった。まだ、残り1試合あるので課題をしっかり修正し、NEC戦に勝っていい形でリーグ戦を終えたいと思う。

Q.ワールドカップ後の盛り上がりと2019年に向けた盛り上がりの継続について
A.去年の同時期に行われた近鉄vsコーラ戦は2000人くらいだと聞いていたが、今日は約2倍のお客様に来ていただき、やはり日本代表の活躍のおかげでラグビー人気が高まっていると感じた。宮崎においては、日本代表が合宿をしていたこともあり、より皆様の関心が高まっていると感じた。この盛り上がりを我々が絶やさないことが重要だと思う。一時的な盛り上がりではなく、2019年まで盛り上がりを絶やさないようにしていきたい。その一つはレベルアップだと思うので、質の高いプレーを継続してやっていくことで、皆様に楽しんでいただけると思う。チームとしてはレベルアップをするとともに、今日の試合前に行われたようなラグビー普及イベントにも参加させていただき、ラグビー界全体を盛り上げていきたいと思う。

渡辺 義己 ウイング (ゲームキャプテン)

監督の故郷である宮崎で、素晴らしい環境の中、また、たくさんのお客様の前で試合ができたことをとてもうれしく思っている。織機がフィジカルにくると想定していたが、前半、競った展開となりリードされ折り返したことで少し慌てた部分があった。
後半、相手の足を止めることができ、ドコモの時間を作り逆転することはできたが、最後に反則もからみ、自陣にくぎ付けになって相手に得点を取られてしまったというところは次節に向けての課題だと思っている。残り1節しっかり自分たちで課題を修正して、NEC戦に挑みたいと思う。

Q.ワールドカップ後の盛り上がりと2019年に向けた盛り上がりの継続について
A.どこの会場に行ってもたくさんのお客様に観戦していただくことは選手にとってうれしく、モチベーションが上がっている。それもワールドカップでの日本代表の戦いが感動を与えたということで、このような環境に繋がっていると思う。一時のブームではなく、よく言われている文化を作っていくということは、選手側からすると、面白い試合や感動を与えたり、夢を与えたりできる試合をすることが、ファンの獲得に繋がっていくと考えている。ラグビー普及イベントを行うことも大切だが、試合の質を上げることで日本代表の強化にも繋がるので、2019年に向けて頑張りたい。