試合レポート
試合結果・日程
試合レポート

2015プレシーズンリーグが秩父宮ラグビー場で開幕。開幕戦は、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスとのNTTダービーとなった。
試合開始直後からペナルティを繰り返すドコモ。前半15分、自陣ゴール前の相手ボールラインアウトからフォワードでモールを押し込まれトライを許す。ゴールは外れ、ドコモ0-5コムとされる。21分、負傷した(9)辻埜に替り(21)秦が途中出場。ここからドコモが反撃を開始する。25分、敵陣ゴール前での相手ボールラインアウトのミスに(6)ファンデルヴァルトが素早く反応しインゴールでボールを押さえトライ。(15)才口のゴールも決まり、ドコモ7-5コムと逆転に成功する。40分、ドコモが敵陣深くに攻込み前半終了のフォーンの後、才口がドロップゴールを決め、ドコモ10-5コムとし前半を終了した。
後半に入り、3分、相手のペナルティからペナルティゴールを選択。才口が確実に決めて、ドコモ13-5コムとなる。その後、自陣まで攻め込まれる場面もあったがミスに助けられるなど、お互い一歩も譲らない一進一退の攻防が続く。29分、(13)パエアが敵陣10m付近からドロップゴールを狙い成功したかと思われたがTMO(ビデオ判定)となる。判定の結果、ゴールが認められず追加点を挙げられない。得点が動いたのは30分。相手のペナルティからペナルティゴールを選択し、(10)佐藤善仁が決めドコモ16-5コムと相手を突き放す。その後、相手の攻撃をしのぎ、ドコモ16-5コムでプレシーズンリーグの開幕戦を勝利で飾った。マン・オブ・ザ・マッチには、攻守で活躍し追加点となるペナルティゴールを決めた佐藤善仁が選ばれた。
試合写真

【プレ第1節コム戦】選手入場

【プレ第1節コム戦】杉下選手

【プレ第1節コム戦】才口選手

【プレ第1節コム戦】ラインアウト

【プレ第1節コム戦】朴選手

【プレ第1節コム戦】渡辺選手

【プレ第1節コム戦】ファンデルヴァルト選手

【プレ第1節コム戦】パエア選手

【プレ第1節コム戦】清瀬選手

【プレ第1節コム戦】杉下選手

【プレ第1節コム戦】イオンギ選手
下沖 正博 監督
○本日の試合について
金曜日の19時40分キックオフという時間帯にも関わらず、社員をはじめ多くのファンの方にお越しいただきありがとうございます。
チームとしては、NTTコムに勝つためというわけではなく、11月のトップリーグに向けた準備として試合に臨んだ。結果として勝つことができたということは、準備が順調に進んでいると感じている。また、相手の強いモールやブレイクダウンに対しても選手たちが非常に努力をして守り切ってくれたということについても、チームとしての成長を感じている。本日の試合で出た課題をしっかりと修正して、良い状態で次節に臨みたい。
○NTTコムよりハンドリングエラーが少なかったことについて
春から精度の部分をかなりきつく指導しており、選手たちも特にアタックの精度は意識して取組んでくれた。本日の試合も勝敗を分けるとしたら精度の部分だと伝えていたし、ハーフタイムでも疲れた時には自分たちの戦術に戻って、その戦術に基づいて細かいスキルを遂行するように指示を出した。結果としてハンドリングエラーは少なかったのかもしれないが、簡単なハンドリングエラーもあったので、しっかりと修正していきたいと思う。
○フィフティーフィフティーのパスはしないということか?
ボールキャリアのレッグドライブやロングプレイス、サポートも目を上げてボールを越えていくなど、細かいスキルをずっと練習しており、本日の試合でもしっかり行うように指示していた。
○本開幕に向けてのチーム作りについて
ワールドカップ終了後、ブルソーをはじめ4人の外国人選手が合流する。チームとしては彼らに頼るのではなく、日本人選手のベースアップをしなければ、今後トップリーグでは戦っていけないと考えているので、春から日本人選手のスキルアップと戦術理解度の向上を厳しいフィットネスと合わせて行ってきた。しっかりと土台を作り、今後合流する選手がスパイスとして機能するような形を目指している。
○ブレイクダウンの精度向上など箕内コーチの影響について
フォワードのセットプレーやチーム全体のアタックの一部をお願いしている。特にアタックでのブレイクダウンを含めて、厳しく指導してもらっているので、コーチに就任してくれて非常に助かっている。選手上がりということもあり、選手からの信頼も厚く非常に良い形で機能していると思う。
渡辺 義己 ウイング (ゲームキャプテン)
○本日の試合について
春のオープン戦でNTTコムには負けていたので、試合の入りからその悔しい思いをぶつけようと選手たちに伝えた。
その中で試合に出ている選手たちがゲームプランを遂行できたということが勝利に繋がったと思う。試合で出た課題は修正し、11月に向けて日々成長していきたいと思う。
○ドコモには日本代表選手がいないが、その中でプレシーズンリーグではどのような結果を目指しているのか?
日本代表がいるチームは、そのメンバーがいない中で戦っており、ドコモとしては今いる選手のベースアップ、特に戦術の理解や精度を向上させておければ、、ワールドカップ後に新たな選手も合流するので、日本代表に選手を派遣しているチームよりアドバンテージを作れると思う。プレシーズンリーグはもちろん勝つことも大事だが、細かいところの戦術や試合で出た課題などを一つずつクリアしてチームとして成長したい。11月に向けてアドバンテージを作り開幕ダッシュしたいと思う。
佐藤 善仁 スタンドオフ (マン・オブ・ザ・マッチ)
○本日の試合について
春にNTT大会で負けている相手なので、チーム全体が勝とうという意識がすごいあり、良い雰囲気で練習ができたのが勝利に繋がったと思う。また、本日の試合のゲームプランは、まず敵陣に入ってからアタックしようということで、それをしっかり実行できたのも勝利の要因だと思う。
○マン・オブ・ザ・マッチ受賞について
今回が初めての受賞で、特に試合中は意識していなかった。自分のできるプレーを全力で行っただけなので、次の試合でもマン・オブ・ザ・マッチに選ばれるように、自分のプレーをしっかり行いたい。
○次節に向けて
本日の試合で出た課題をしっかり修正し、神戸戦までに良い準備をして、しっかり勝ちにいきたいと思う。
○ファンのみなさまへ一言
本日も熱い応援ありがとうございました。みなさまの応援のおかげで勝利することができました。引き続き応援よろしくお願いします。