試合レポート
試合結果・日程ワイルドカードトーナメント NECグリーンロケッツ
レッドハリケーンズ大阪
10
試合終了
3 前半 21
7 後半 12
33
NEC
1月31日(土曜)12:00-
試合レポート
勝てばトップリーグ昇格後、初となる日本選手権出場が決まる試合。相手はセカンドステージで敗れたNEC。敗れればシーズン終了となる負けられない試合が始まった。
試合開始からお互いの意地と意地がぶつかり、一進一退の攻防が続く。試合が動いたのは19分。NEC陣10m付近でのドコモボールスクラムからバックスに出たボールをNECがインターセプト。(13)パエアが追いかけゴール前で止めるが、そこから展開されトライを奪われる。ゴールも決まり0対7とされる。さらに26分にもトライ・ゴールを奪われ0対14とされる。29分、相手のキックオフのミスからプレッシャーをかけペナルティキックを得る。(15)才口がペナルティゴールを決め3対14とした。しかし、32分にトライ・ゴールを奪われ3対21で前半を折り返した。
後半に入り積極的に攻めるドコモであったが、NECの早く激しいディフェンスに前進を阻まれ試合は終盤へ。27分、相手スタンドオフの突破を許しトライ・ゴールを奪われ3対28とされる。このままでは終われないドコモは30分、キックオフにプレッシャーをかけボールを確保。展開し、ラックから途中出場(21)井之上が(17)西浦へパス。西浦が相手ディフェンスを突破して独走し、(7)川田へパスを繋ぎトライを決める。才口のゴールも決まり10対28。なんとか望みをつなぐが37分に追加トライを奪われる。最後まであきらめず攻めるドコモであったが得点を奪えずノーサイド。10対33で試合終了となり、この結果、ドコモの2014-15シーズンが終了となった。
下沖 正博 監督
先週に引き続き花園での試合ということで、多くのファンのみなさまの前で試合をすることができうれしく思う。
本日の試合は残念な結果となったが、今シーズンを振り返り、1stステージの7連敗から2ndステージを経て、ワイルドカード2回戦まで進出できたことは、チームにとって大きな成長だと思う。ここまでの戦いを土台に、来期は更に飛躍できるよう次のシーズンに向け良い準備をしたい。
Q、本日の試合、NECを分析したと思うが、どこにフォーカスし試合に臨んだのか?
2ndステージではセットプレーが敗因の1つだったので、まずは自分たちのスクラム、ラインアウトをしっかりキープすることが勝ちに繋がると考え、今週1週間はセットプレーに時間をかけた。NECも非常に分析力があるので、今まで使ってきたものはそのまま使えないと考え、準備期間は短かったものの少し変えるところは変え試合に臨んだ。やはり、ラインアウトディフェンスのプレッシャーがきつく、マイボールをキープすることができず思い通りのアタックができなかった。
Q、ラインアウトが敗因か?
ラインアウトを起点としたアタックをしたかったが、そこで起点を作れなかったのは敗因の1つだと思う。
才口 將太 フルバック (ゲームキャプテン)
本日は、素晴らしい環境と多くのファンのみなさまの前で試合ができたことに感謝している。
ドコモとしては初めて入替戦を回避したシーズンで、新しい歴史を作ろうと1戦1戦臨んだが、最後に負けてしまい残念に思う。本日の試合は、NECのすばらしい精度と集中力についていけなかったことが敗因。シーズン通して成長を感じることができるシーズンとなったので、この悔しさをバネに更に成長できるよう頑張りたい。