試合レポート
試合結果・日程試合レポート
セカンドステージ第6節、ワイルドカードトーナメント進出を争うクボタとの試合。負けられない試合が始まった。
試合開始2分、ドコモゴール前のラインアウトモールを押し込まれ反則を犯してしまう。ペナルティトライとなり、ゴールも決まり7点を奪われた。しかしその後8分に(15)才口がペナルティゴールを決め3点を返す。さらに、11分キックのカウンターアタックからフォワードバックス一体となった攻撃を見せ、最後は(11)茂野がトライ。才口が難しい角度のゴールを決め10対7とする。18分にペナルティゴールを決められ10対10の同点とされるが、22分、クボタゴール前ラインアウトから(6)セテファノが突破しトライ。才口のゴールも決まり17対10とする。32分にトライを奪われ2点差に迫られるが、40分に才口がペナルティゴールを決め20対15の前半リードで折り返した。
後半に入り先に点を奪ったのはドコモ。2分、スクラムから(10)フィルヨーン→(13)パエアとつなぎ、タックルされながらもバックフリップでオフロードパスをフィルヨーンに通しトライ。25対15と10点差にする。ここから、お互いの意地がぶつかり一進一退の攻防が続く。ドコモは何度かクボタに攻め込まれるが、激しいタックルとボールへのからみでクボタに得点を与えなかった。試合が動いたのは28分、クボタ陣ゴール前まで迫り、クボタが反則を犯す。ドコモはスクラムを選択し、スクラムを押し込む。(8)イオンギがサイドアタックしボールがこぼれるが、(9)辻埜がうまく処理しインゴールに飛び込みボーナスポイント獲得となる4トライ目のトライ。才口のゴールも決まり32対15とする。さらに32分にもイオンギがトライを決め、才口のゴールも決まり39対15。38分にはパエアがドロップゴールを決め42対15で試合終了。勝点5を獲得し、クボタに勝点を与えない大きな勝利。初のワイルドカードトーナメント進出をかけて最終戦に挑む。
下沖 正博 監督
地元関西での試合で、多くのファンの前で試合ができたことに喜びを感じている。本日の試合に関しては、5ポイントを獲得し、相手にポイントを与えなかったということが最大の喜び。また、最終節に向けて気持ちを切り替えて良い準備をして試合に臨みたい。
Q、1stステージに比べ、アタックもディフェンスもブレイクダウンの部分が明らかに変わったと思うが、どういったことが変わったのか?
システム自体は変えていない。ディフェンスでは、相手の状況に関わらず2人目の選手がブレイクダウンに圧力をかけ続けることを徹底した結果、相手チームがブレイクダウンに人数をかけることになりアタックのテンポも出なくなることで、自分たちのディフェンスラインのスピードを上げてプレッシャーをかけることができる。元々あったシステムだが、細かいところの精度を向上させた。
Q、それは高知合宿で取り組んだのか?
はい。ブレイクダウンに圧力をかけることはリスクもあるが、それにチャレンジしていくことをチーム全体で取り組んだ。
Q、チョークタックルからのターンオーバーは、個人プレーに任せているのか?それともチームとして取組んでいるのか?
チームとして取り組んでいる。特に外国人選手がタックラーになる場面では機能し始めている。当然リスクもあるが背面をとれる時は背面を取りに行っている。
Q、熊谷選手と清瀬選手が急遽変更となったが、どのような事情があったのか?
体調不良のため急遽変更した。
Q、ワイルドカードトーナメントに向けて、本日の勝利と次節をどのように挑みたいか教えてください。
今回5ポイントを取り、相手にポイントを与えなかったことは、ワイルドカードトーナメントに向けて非常に大きな1勝となった。次節も5ポイントを取り、相手にポイントを与えないことが必須。自陣でプレーしている時間が多くペナルティも多かったので、規律の部分とシステムの部分を整理して、確実に5ポイントを取れるように準備していきたい。
Q、正月はチームとしてどのように過ごしたのか?
通常の週と同じスケジュールで練習を行った。練習時間に関しては、通常は業務があるため午後から練習を行っているが、年末年始で業務が休みのため午前中に練習を行った。
Q、入替戦に行きたくないという意識は強いか?
今シーズンは、最低12位以上を目標に取組んできたので、入替戦というより、チームとしてワイルドカードトーナメントに行きたいという気持ちが強い。
Q、チームの状態は上がってきていると思うが、指揮官としてなるべく長くこのチームで戦いたいという気持ちはあるか?
はい。今年で2年目だが、昨年よりもチームは良くなっているし、どんどんチームが成長していることを感じている。もっとチームを成長させたいし、自分自身もこのチームで成長したいと感じている。
才口 將太 フルバック (ゲームキャプテン)
2015年最初の試合を多くの方の前で試合ができたことをうれしく思っている。
本日の試合は、前節でNECに大敗してから、アタック、ディフェンスともに自分たちのラグビーをきっちり行うことを意識して、1週間準備してきた。
ディフェンスでは、ファーストタックルとボールへの絡みを激しくいけて、クボタのテンポでボールを出させなかったところが良かった。アタックでは、自分たちのシステムに沿った動きをしたことで42点取ることができた。次節も勝利できるように頑張っていきたい。
リアン フィルヨーン スタンドオフ (マン・オブ・ザ・マッチ)
本日はすごく良いプレーができたと思う。クボタがボーナスポイントを与えて負けたのは、今期2試合目だと思うのですごく良い試合ができたと思う。
Q、マン・オブ・ザ・マッチ受賞について
マン・オブ・ザ・マッチに選ばれるとは思っていなかったのでとてもラッキーだと思っている。選んでいただけてありがたい。
Q、ファンのみなさまへ一言
サポーターのみなさまいつも応援ありがとうございます。グループBのトップ4に残れるチャンスでもありますし、サポーターのみなさまに応援いただくことで、私たちはいつも以上の力を発揮することができるので、次節も応援よろしくお願いします。