試合レポート
試合結果・日程
NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2025-26 DIVISION 2 九州電力キューデンヴォルテクス
レッドハリケーンズ大阪
7
試合終了
7 前半 0
0 後半 3
3

九州電力キューデンヴォルテクス
2月8日(日曜)14:30-
試合レポート

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26 ディビジョン2、第5節。レッドハリケーンズ大阪(以下、RH大阪)は、博多の森陸上競技場で九州電力キューデンヴォルテクス(以下、九州KV)との一戦に臨んだ。一進一退の攻防が続いた試合は、RH大阪が前半に奪った7点を最後まで守り抜き、7-3で薄氷の勝利を掴み取った。この勝利は、チームにとって苦しい戦いを乗り越えた末の一勝であり、選手たちの顔には安堵と大きな喜びが満ちあふれていた。
冷たい風が吹き抜ける博多の森陸上競技場。RH大阪のキックオフで試合の幕が切って落とされた。序盤から両チームともに激しいフィジカルコンタクトを繰り広げ、一歩も譲らない緊迫した展開が続く。RH大阪はブレイク・ギブソン、ジャック・オーサリバンらFW陣が体を張り、相手の攻撃の芽を摘んでいく。
試合が動いたのは前半17分。敵陣深くでの攻防から、RH大阪がペナルティを獲得。FB山口泰輝選手が、相手選手のディフェンスラインの戻りの遅さを見逃さずに速攻を仕掛けインゴールに飛び込み、待望の先制トライを挙げた。コンバージョンゴールも山口自らが冷静に沈め、スコアを7-0とする。貴重なリードを奪ったRH大阪だったが、直後の18分にアクシデントが発生。攻守の要であるNo.8ロトゥイニシが負傷し、石井勇輝との交代を余儀なくされる。チームに動揺が走るかと思われたが、選手たちは集中力を切らさず、鉄壁のディフェンスで九州KVの反撃をシャットアウト。リードを守り切って前半を折り返した。
後半、追いかける九州KVが開始から猛攻を仕掛けてくる。RH大阪は自陣でのプレー時間が長くなり、苦しいディフェンスを強いられる。そして後半8分、ついに九州KVにペナルティゴールを決められ、7-3と点差を詰められた。
ここから試合終了のホイッスルが鳴るまで、RH大阪にとってまさに魂のディフェンスが続く。九州KVは得意とする終盤の猛攻で幾度となくRH大阪ゴールに迫るが、RH大阪フィフティーンは誰一人として諦めなかった。一人ひとりが体を張り、低いタックルを突き刺し続ける。後半10分過ぎにはFWの選手をフレッシュなリザーブメンバーと交代。相手にイエローカードが出て数的優位に立つ時間帯もあったが、我慢の時間帯を多く過ごす。
九州KVのキックを軸にした攻撃にもRH大阪バックス陣が安定したフィールディングで対応し、付け入る隙を与えない。
試合終盤は相手の反則を誘いながら敵陣深くでプレーを続け、80分を過ぎたタイミングでペナルティを獲得。山口選手がキックを蹴りだしノーサイド。選手たちは雄叫びを上げ、抱き合ってこの苦しい勝利の味を噛みしめた。
前半に奪った7点を、80分間、チーム全員で守り抜いたこの勝利は、単なる1勝以上の価値を持つ。これまで課題とされてきたディフェンス面で大きな自信を掴み、チームが一つになったことを証明する一戦となった。
この魂の勝利を新たなスタートラインとし、RH大阪は次なる戦いへと向かう。このディフェンスをベースに、アタックでもさらに精度を高め、より高みを目指していく。
試合写真

【リーグワン2025-26 第5節 九州KV戦】井之上選手 (3).jpg

【リーグワン2025-26 第5節 九州KV戦】イニシ選手 (1).jpg

【リーグワン2025-26 第5節 九州KV戦】オーサリバン選手 (2).jpg

【リーグワン2025-26 第5節 九州KV戦】イニシ選手 (2).jpg

【リーグワン2025-26 第5節 九州KV戦】オーサリバン選手 (1).jpg

【リーグワン2025-26 第5節 九州KV戦】ギブソン選手 (1).jpg

【リーグワン2025-26 第5節 九州KV戦】ギブソン選手 (3).jpg

【リーグワン2025-26 第5節 九州KV戦】ギブソン選手 (2).jpg

【リーグワン2025-26 第5節 九州KV戦】オーサリバン選手 (3).jpg

【リーグワン2025-26 第5節 九州KV戦】ストーク選手 (1).jpg

【リーグワン2025-26 第5節 九州KV戦】スクラム (1).jpg


金子琉聖 選手 (公式戦初出場)
◼︎ファーストキャップ、どのような気持ちで試合にのぞみましたか。
メンバー発表時はあまり実感がなく緊張がすごかったんですが、地元九州でプレーできる喜びを、とにかく楽しもうという気持ちに切り替えて試合に臨みました。
◼︎ロースコアの試合、勝因はどこにあったと思いますか?
風に苦しめられましたが、ディフェンスでしっかり前に出て止め切れたこと、後半もそれを継続できたことが良かったと思います。
ただ、後半はモールトライのチャンスで取り切れなかったので、そこは修正すべき点だと感じています。
◼︎次節に向けた意気込みをください
今回はボールを持つ回数が少なかったので、次に出場する際はもっとボールを持って前に出続けたいです。
また、強みであるセットプレー、特にモールアタックの部分を修正して、FWからチームに勢いをつけていきたいです。