試合レポート

試合結果・日程

入替戦 Honda HEAT

レッドハリケーンズ大阪

レッドハリケーンズ大阪

41

試合終了

38 前半 8

3 後半 21

29

Honda

Honda

215日(土曜)13:00-

東大阪市花園ラグビー場

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試合レポート

先発起用にこたえたボンボ選手

リーグ戦最後の2試合、負ければ自動降格という試合を乗り越え、入替戦に臨んだドコモ。入替戦は一発勝負。本当に負けられない最後の戦いが始まった。

前半開始すぐ、HondaのミスもありHonda陣深くまで攻めこむ。ここで得意としているモールでトライを狙うがトライを奪うことはできなかった。その後Hondaの反撃にあい自陣まで攻めこまれ反則を犯し16分ペナルティゴールで先制される。 反撃したいドコモはその直後17分、Hondaの自陣からのバックスライン攻撃のボールを(10)茂木がインターセプト。そのままトライを決める。自らゴールも決め7対3と逆転に成功。この後はドコモが流れをつかむ。21分には(13)パエアのキックパスから(11)ボンボがうまくボールを拾いトライ。(15)佐藤善のトライも決まり14対3。27分には、連続攻撃からも茂木→佐藤善→(12)中矢→(2)緑川と渡り緑川が大きくゲイン。外にフォローした(14)茂野にパス。茂野はステップで相手をかわしトライ。佐藤善のゴールも決まり21対3。31分にはラインアウト起点の展開から最後はこぼれ球を拾ったボンボが突進。ボンボはタックルを受けながらもパエアにパスをつなぎパエアがトライを決める。佐藤善のゴールも決まり28対3。33分にトライを返されるが、36分に佐藤善がペナルティゴールを成功させる。さらに39分、Hondaの攻撃で自陣深くまで攻め込まれるが、Hondaのロングパスを佐藤善がインターセプト。約70mを走りきりトライを決める。自らゴールも決め前半は38対8と大きくリードして折り返した。

後半、風下となったドコモはHondaの猛反撃を受ける。自陣から脱出できない時間帯が長くなった。10分、連続攻撃からトライを奪われる。さらに17分にはゴール前まで攻め込まれラックサイドを突かれトライを奪われる。25分にもゴール前スクラムの反則から速攻を仕掛けられトライを許す。38対29と9点差まで迫られた。ここからドコモは反撃し敵陣でプレーを続けた。Hondaの激しいディフェンスもありトライを奪うことはできなかったが、38分にHondaの反則からペナルティゴールを選択。佐藤善が落ち着いてゴールを決め、41対29として勝利。トップリーグ残留を決めた。

選手・コーチのコメント

下沖 正博 ヘッドコーチ

朝早くから除雪作業を行っていただき最高のグラウンドコンディションをご用意していただいた協会関係者のみなさま、並びに大阪桐蔭ラグビー部のみなさまに心から感謝いたします。
ドコモは今シーズン、1stステージ4位以上、2ndステージではワイルドカード出場を目標にチーム作りに取り組んできたが、最終的には入替戦という結果になってしまった。
本日の試合は、「今シーズンのトップリーグでの経験を活かし、我々の持っているすべての力を出し自信を持って試合に臨もう」と声をかけ、相手のペースに付き合ってしまうと僅差のゲームになると予想していたので、前半から4トライ以上を目指していた。
結果、前半に5トライをとれたが、後半風下になり、相手のインパクトのある外国人選手が入ってきたこともあり受けにまわってしまった。
いずれにしても本日の試合に勝利したことで、来期もトップリーグで戦えることをうれしく思う。
今シーズン頑張ってくれた選手たちにお礼が言いたい。

<strong>ボンボ選手を先発起用した意図は?</strong>
トライを取る能力など彼が持っているすべての能力を最大限に活かしたいと思い先発に起用した。
前半から良いプレーが出てトライにも結び付いたので、先発での起用は効果的だったと思う。

<strong>来期入替戦にまわらないために、どこを強化する必要があるのか?</strong>
今シーズンはフィジカル強化を徹底的に行った結果、フィジカル面では試合で発揮できた部分もあった。シーズンの途中で、勝てそうな試合で勝てない原因の一つはコミュニケーション不足である。
フィジカルの強化は継続しつつ、複雑な戦術ではなく、シンプルに一つ一つやることを明確にして早い段階から戦術を落とし込みたい。

吉岡 宏樹 キャプテン

会場に来た時点で一面雪だったが大阪桐蔭ラグビー部のみなさまにご協力いただき、良いグラウンドコンディションで試合ができたことに感謝いたします。また、いつも多くのファンの方に応援していただきありがとうございました。
本日の試合は、我々はトップリーグのチームではあるが、チャレンジャーとしてHondaさんにぶつかって行こうと話しており、トップリーグでプレーができる喜びを感謝しつつ、ファンや家族、チームメイトに恩返しができるような試合をしようと本日の試合に臨んだ。
前半は風上を利用してうまく試合を展開できたが、後半からインパクトのある外国人選手が入ってきて少し押されはしたが、我々がトップリーグで培ってきたディフェンスが活きたのではないかと思う。来期こそは入替戦に行かない、上位を目指せるチームを目指し取り組みたい。

<strong>後半大きくリードしているにも関わらず浮き足立っていた原因は?</strong>
後半に入りコミュニケーションが不足していた。また、パスやダウンボールなどで少しプレーが軽くなっていたので、トライを取られた後に声をかけ修正を行った。

<strong>本日の試合、過去の入替戦の経験が活きたのか?</strong>
過去の入替戦の経験が活きたと思う。入替戦は相手チームがチャレンジしてくるので、受けてしまわないように意識した。過去の試合は僅差だったため、本日も80分間が終わるまで結果は分からないとチーム全体で意識しており、後半スコアはされたが最後まで緊張感を持ってプレーできた。

<strong>試合終盤でPGを狙わなかった理由は?</strong>
時間帯を考慮し、敵陣でプレーする方が良いと判断し、ラインアウトを選択した。残り時間が少なくなった時点でPGを狙った。