試合レポート
試合結果・日程
NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2024-25 DIVISION 2 NECグリーンロケッツ東葛

レッドハリケーンズ大阪
17
試合終了
5 前半 34
12 後半 35
69

NECグリーンロケッツ東葛
5月11日(日曜)14:30-
試合レポート

晴天の元迎えたNTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2024−25シーズン 最終節。レッドハリケーンズ大阪(以下、RH大阪)は柏の葉公園総合競技場でNECグリーンロケッツ東葛(以下、GR東葛)に挑む。 既にRH大阪は4位、GR東葛は3位が確定しており、どちらもこの先の入替戦を戦うことはない。従ってこれが今シーズンの最終戦となる。お互い勝っても負けても順位は変わらないが、このメンバーで戦う最後の試合とあって、負けられない意地と意地のぶつかり合いになりそうだ。
試合はGR東葛のキックオフでスタート。
開始早々から体格差のあるFWに RH大阪はプレッシャーをかけられ、攻め込まれる時間帯が続く。前半6分、RH大阪がノックフォワードしたボールを展開され、右端にトライを許してしまう。(0-5)
前半12分、山口選手が見事な50-22を決め、敵陣22m付近のラインアウトのチャンスを作る。そのラインアウトから右に左に大きく展開し、最後はジャック選手がトライゾーンへ飛び込む。山口選手のキックはわずかに外れるが、5-5とすぐさま追いつく。
しかしその5分後、RH大阪がターンオーバーしたボールを展開しようとしたパスをインターセプトされてしまい、中央へトライを許してしまう。(5-12)
ここからGR東葛の勢が増していき、前半21分、34分、36分、39分と連続してトライを奪われてしまう。気が付けば5-34と前半で大きく離されてしまう展開となった。
重さ、高さ共に大きな差があることでセットプレーが安定せず、なかなかアタックの機会を作れない状況が続いたが、この劣勢を後半どう立て直すか注目していきたい。
RH大阪のキックオフで後半がスタート。
前半に坂本選手がイエローカードとなっていたため、後半は4分程1人少ない状態で戦う。
後半5分、RH大阪がスクラムでペナルティを犯し、自陣22m付近まで攻め込まれる。そこからGR東葛のキックパスが繋がり、トライかと思われたが、山口選手のタックルで相手のノックフォワードを誘う。しかし、TMOによりこれがハイタックルの判定となり、ペナルティトライ、さらに山口選手にイエローカードが提示されてしまう。(5-41)
坂本選手が10分間の退場から戻ってきたタイミングで山口選手が10分間いなくなってしまうという、RH大阪にとっては苦しい展開が続く。そして、前半からの流れを変えることができないまま後半9分、28分と連続トライを許してしまう。(5-55)
このまま防戦一方では終われない。RH大阪がボールを持ちアタックする機会が徐々に増えてくる。
後半32分、敵陣5m付近RH大阪ボールのラインアウトのチャンスから知念選手、タエフ選手が前進し、山内選手からパスを受けた倉橋選手が相手を引きずりながらトライ。山口選手のゴールも決まり12-55とする。
その後、GR東葛にさらに2トライを奪われ、残り1分。
敵陣22m付近で髙井選手がスティールし、ペナルティを奪う。試合終了のホーンが鳴る中で敵陣5mラインアウト、相手の強烈なディフェンスでタッチラインに押し出されてしまうが、相手のオフサイドがあり、もう一度チャンスがくる。
ここはラインアウトではなくクイックタップでFWの連続攻撃を仕掛ける。タエフ選手が一度クラッシュした後、BKへ展開。山口選手から鶴田(諒)選手へキックパス、鶴田(諒)選手が内側に戻したボールを西川選手が上手く拾い上げ、最終盤でトライを奪った。
茂野選手がコンバージョンゴールを狙うも、わずかに右に外れノーサイドとなった。
RH大阪の2024-25シーズン最終戦は、17-69と大敗で終えることとなってしまった。セットプレーで流れを掴めず、さらに今シーズン、チームとして機能していたディフェンス面でも中々良い場面を作ることができなかった。
今シーズンは開幕から4連勝と最高のスタートを切ったが、途中6連敗もあり目標としていたディビジョン1昇格にはまだ力が足りていないことを認識できたシーズンであった。
この悔しさを来シーズンでは喜びに変えるべく、選手そしてチームが新たな一歩を踏み出していくだろう。
今シーズン通して応援してくれた沢山のファンには心から感謝したい。ディビジョン1昇格に向けた熱い戦いが待ち受ける来シーズンの開幕を、今から心待ちにしていだきたい。
試合写真

【リーグワン第14節】バス到着.jpg

【リーグワン第14節】コイントス.jpg

【リーグワン第14節】ウォーミングアップ.jpg

【リーグワン第14節】ウォーミングアップ (2).jpg

【リーグワン第14節】ウォーミングアップ (3).jpg

【リーグワン第14節】ロッカーハドル.jpg

【リーグワン第14節】オーサリバン選手 (3).jpg

【リーグワン第14節】オーサリバン選手 (2).jpg

【リーグワン第14節】坂本選手.jpg

【リーグワン第14節】山口選手 (2).jpg

【リーグワン第14節】射場選手 (2).jpg
茂野洸気 選手
■今日の試合を振り返って感想を教えてください。
シーズン最後の集大成として勝利で終えたい気持ちでしたが、GR東葛の激しいプレッシャーで自分たちがやりたいラグビーを遂行することができなくなり悔しい敗戦となってしまいました。ただ、最後まで諦めることなくラストワンプレーでトライを取り返したシーンではチームの土台でもある「諦めの悪いチーム」を体現できたのではないかと思います。
■今シーズンどのようなシーズンでしたか。
チームとしては多くの成長を感じられたシーズンとなりました。
開幕4連勝をした後に敗戦が続いてしまい、結果としてD2の4位という結果になりましたが、若い選手を中心にたくさんの選手が公式戦を経験することができました。良い経験も悔しい経験も必ず選手の成長に繋がります。
こういった経験をした選手達が来シーズンさらに活躍し、チームを上位に引き上げていってくれると信じています。
■ファンの皆さまにメッセージをお願いします!
シーズン通して熱い応援ありがとうございました!
皆様の応援は本当に選手の力になります。
来シーズンも是非レッドハリケーンズ大阪への応援よろしくお願いします!
鶴田諒 選手
■試合を振り返っての感想を教えてください。
アタックする機会が少なく苦しい展開でしたが、最後までタフにチームの絆を絶やすことなく戦い、大敗したものの清々しい気持ちです!
■どのようなことを意識して試合に臨みましたか。
リザーブからの出場なので、インパクトのあるプレーを見せれるように積極的にボールを呼ぼうと意識しました。
■ファンの皆さまにメッセージをお願いします!
結果は残念な最終戦となってしまいましたが、今シーズンも沢山の応援、本当にありがとうございました!皆さんの声援が、僕たち選手のプレーを良い方向に変えてくれることは間違いありません。来シーズンも熱い応援お願いします!