試合レポート

試合結果・日程

NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2024-25 DIVISION 2 日本製鉄釜石シーウェイブス

レッドハリケーンズ大阪

レッドハリケーンズ大阪

35

試合終了

17 前半 7

18 後半 14

21

日本製鉄釜石シーウェイブス

日本製鉄釜石シーウェイブス

52日(金曜)19:00-

ヨドコウ桜スタジアム

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試合レポート

【リーグワン第13節】集合写真.jpg

翌日から本格的に連休が始まる金曜日、フライデー・ナイト・ラグビーと題して行われた、NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2024−25シーズン 第13節。ホストスタジアムであるヨドコウ桜スタジアムで、レッドハリケーンズ大阪(以下、RH大阪)は日本製鉄釜石シーウェイブス(以下、釜石SW)を迎え入れた。
会場はナイターゲーム独特の照明の演出により、普段とは全く違った雰囲気に包まれた。
RH大阪はこの試合に勝利することで下位ディビジョンとの入替戦を回避できる。そして何より、ファンの前でホスト最終戦を勝利で飾りたい。

試合は RH大阪のキックオフでスタート。
開始早々、自陣5m釜石SWボールラインアウトのピンチを迎える。しかし、相手が大外にボールを動かしてきたところを、山口選手の正確なタックルから一気に乗り越えてターンオーバー、土橋選手が大きく蹴り出しピンチを脱する。
試合が動いたのは前半13分、敵陣の釜石SWボールスクラムでペナルティを獲得。 少し距離もあるところだが、RH大阪はペナルティゴールを選択。山口選手がしっかりと決め先制する。(3-0)
この試合の勝利への執念が伺える選択と言えるだろう。
続いて前半21分、スクラムで得たペナルティをタッチに出し、敵陣5mラインアウトのチャンス。ラインアウトモールでトライを狙いにいくが、途中で崩れてしまう。しかし、そこからFWの連続攻撃に切り替え、相手DFのギャップを見つけた坂本選手が飛び込みトライを奪う。ゴールも決まり10-0とリードを広げる。
さらに前半27分、自陣10m付近の RH大阪ボールスクラムから、土橋選手が相手DFの裏へ小さなキックを蹴り、それに反応したパエア選手がボールをキャッチ。サポートについていた茂野選手にボールが渡り、そのままトライゾーンへ飛び込んだ。ゴールも成功し17-0と前半で大きなリードを築く。
そこからはお互い中盤で揉み合う展開となる。前半残り1分を切る中で、 RH大阪は敵陣でフェーズを重ねていたが、土橋選手のキックがチャージされ相手にボールが渡る。そして、崩れたDFの隙をつかれ、一気にトライまで運ばれてしまう。ゴールも決まり17-7で前半を折り返す。
前半はスクラムやDFでプレッシャーをかけ、主導権を握りながら試合を進められていたが、最後少し痛い失点となってしまった。

釜石SWのキックオフで後半がスタート。
いきなり釜石SWボールのラインアウトからトライを奪われてしまう。ゴールも決まり17-14。これで完全に試合の行方はわからなくなった。このままズルズルいきたくない。選手の動きも一つギアが上がったように見える。
後半5分、敵陣22m RH大阪ボールラインアウトのチャンスを作ると、パエア選手の突破からFWの連続攻撃、相手DFが内側へ寄ってきた隙にすかさずBKへ展開。最後は西川選手が左端に飛び込みトライ。ゴールは決まらなかったが22-14と再びリードを広げる。
後半12分にはゴール正面のペナルティゴールを山口選手が冷静に決め、25-14とさらにリードが広がる。
しかしその直後のキックオフ、 RH大阪のキャッチミスから、釜石SWが一気に大外へボールを運びトライを奪われる。ゴールも決まり25-21と差が縮まる。
後半20分、釜石SWのトライラインドロップアウトから、ジャック選手がスルリと抜け出しビッグゲイン。その後、数フェーズ重ねて土橋選手→山口選手→西川選手と繋ぎ、西川選手がタックルを受けながらもトライまでもっていった。ゴールも決まり32-21。リードは広がったがまだ安心はできない。残り20分、勝利に向けて次のスコアが非常に重要になる。
後半30分、敵陣22mゴール正面での RH大阪ボールスクラムのチャンス。この試合再三優位に立っているスクラムは、ここでもペナルティを奪う。 RH大阪はペナルティゴールで着実に点差を広げていく。(35-21)
残り時間も刻々と減っていく中、釜石SWも意地のアタックを見せるが、 RH大阪も選手全員での必死のDFを見せ、トライを奪わせない。
そして、その瞬間が訪れる。試合終了のホーンが鳴ったのを聞いて山内選手がタッチへ蹴り出しノーサイド。
これでディビジョン2残留を決めた。さらに連敗もようやくストップすることができた。今シーズン最後のホストゲームを素晴らしい結果で終えることができたのも、4,000人を超える最高の声援のお陰であろう。

次節は5月11日(日曜)に柏の葉公園総合競技場
(千葉)でNECグリーンロケッツ東葛と対戦する。
勝っても負けても今シーズンラストゲーム。来シーズンに向けて最後は笑って締めくくりたい。

選手・コーチのコメント

指田宗孝 選手 (POTM受賞)

■POTM受賞おめでとうございます。試合を振り返っての感想を教えて下さい。
前節で出た課題のセットピースで安定をすることができ、チームの勝利に貢献出来たことを大変嬉しく思います。

■前回対戦では敗戦している相手に対して、どのようなことを意識して試合に臨みましたか。
釜石SWとの前回対戦から連敗が続いていたので連敗を止めるために絶対に勝ちたいと思い試合に臨みました。ホスト最終戦ということもあり大阪の皆様に勝利を届けようと思いました。

■次戦の今シーズンラストゲームに向けた意気込みをお願いします。
今シーズン支えてくださった方々への感謝の気持ちをプレーで伝えられるよう、全力で勝利を掴みにいきます!