試合レポート

試合結果・日程

NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2024-25 DIVISION 2 花園近鉄ライナーズ

レッドハリケーンズ大阪

レッドハリケーンズ大阪

31

試合終了

14 前半 24

17 後半 24

48

花園近鉄ライナーズ

花園近鉄ライナーズ

412日(土曜)12:00-

ヤンマースタジアム長居

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試合レポート

【リーグワン第11節】D2最多入場者数更新 (2).jpg

ラグビー観戦には最高の天候のもと行われたNTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2024−25シーズン 第11節。レッドハリケーンズ大阪(以下、RH大阪)は、ホストスタジアムであるヤンマースタジアム長居で、花園近鉄ライナーズ(以下、花園L)と対戦した。

今シーズン2度目となる"ラグビー大阪ダービー"だが、今回はホストスタジアム開催。選手、スタッフ共にこの試合に懸ける思いは一入だ。赤く染まった会場内、多くのファンの前で勝利を届けられるか。

試合は花園Lのキックオフでスタート。
開始2分で試合は動く。敵陣でアタックを続けていたRH大阪だが、茂野選手のパスを花園Lの9番ゲニア選手がインターセプト。そのまま走り切られ左隅にトライを許す。(0-7)
その後、前半14分、18分と立て続けにトライを奪われ、0-19と最悪の立ち上がりとなった。
しかし、ここから今シーズンRH大阪がチームとして掲げる"タフ・規律・絆"を体現し始める。
前半23分、花園Lのペナルティからトライライン5m付近でラインアウトのチャンスを作ると、ラインアウトモールを一気に押し込み、最後は坂本選手がグラウンディング。山口選手のコンバージョンゴールも決まり、7-19とする。
前半28分にはRH大阪陣内で花園Lにフェーズを重ねられトライを奪われるが、前半37分、再び敵陣トライライン5mのラインアウトモールを押し切り島田選手がトライを奪う。コンバージョンゴールも成功し、14-24で前半を折り返す。
立ち上がりで一気に3トライを奪われ防戦一方かと思われたが、そこからタフに戦い続け10点差としたことは、後半に望みをつなぐことができた展開となった。

RH大阪のキックオフで後半がスタート。
後半立ち上がり、花園L陣内深くへ攻め込むRH大阪だが、獲得したペナルティのタッチキックがトライゾーンタッチに出てしまいチャンスを逃す。そこから逆に自陣22mまで攻め込まれ、後半10分にトライを許してしまう。(14-29)
後半16分、再び花園L陣内深くまで攻め込むRH大阪。粘り強くフェーズを重ね、一瞬できたオーバーラップを見逃さなかったパエア選手が山本選手につなぎ左隅にトライ。コンバージョンゴールも決まり、21-29と8点差まで詰め寄る。
さらに後半25分、敵陣22m付近でペナルティを獲得。ここはペナルティゴールを選択し、山口選手が冷静に決め切り24-29。会場も一気にRH大阪の逆転を期待する雰囲気に変わった。
しかし直後の後半27分、自陣トライライン10m付近のラインアウトモールを一気に押し込まれ、24-36と突き放される。
続けて後半33分にもトライを奪われ、逆転の芽を摘まれてしまう。(24-41)
後半37分、RH大阪は敵陣22m付近のラインアウトから連続攻撃でフェーズを重ねる。左にオーバーラップができたところで、土橋選手→パエア選手→小林選手とつなぎ、小林選手が2人からタックルを受けながら左隅に飛び込んだ。ゴールも決まり31-41。
残り2分、場内アナウンスで来場者数が発表される。"12,452名"ディビジョン2最多入場者数更新に場内はどよめく。そんな中、これだけ詰めかけたファンのためにもトライを狙い自陣から果敢に攻めるRH大阪。ここで山口選手が花園Lのディフェンスラインの裏へ技ありのキックを蹴ると、それに反応した土橋選手がキャッチ。オフロードパスもつなぎながら一気にトライライン10m付近まで迫る。会場からは大歓声。そして左にオーバーラップができ、つながればトライのラストパス。しかし相手選手がインターセプト、そのまま走り切られ31-48でノーサイドとなった。

悔しい結果となってしまったが、素晴らしいプレーも沢山出ていた。選手が力を出せた1番の要因は、間違いなく12,452名の大歓声だ。

この結果で5勝6敗となり、負けが先行してしまったRH大阪。レギュラーシーズンも残り3試合、シーズン序盤の良い流れをもう一度引き寄せ3戦全勝を狙いたい。
次節は4月20日(日曜)に太田市運動公園陸上競技場(群馬)で日野レッドドルフィンズと対戦する。

選手・コーチのコメント

杉下暢 キャプテン (今シーズン初先発)

■今シーズン初先発フル出場、試合を振り返っての感想を教えてください。
今シーズンはケガが続きなかなか試合に出る事が出来ませんでしたが、久しぶりにフル出場する事が出来良かったです。残り3試合、コンディションを上げていきたいと思います。

■今日の試合で出た修正すべき課題、次に繋がるよかったところ、それぞれ教えてください。
ここ3試合先制点を取られていたのでそこを修正したかったのですが、今回の試合も先制点を取られてしまった所は反省点です。
ただ、敵陣に入った時に様々な形でスコアをする事が出来た点は成長を感じました。

■D2最多来場者数、会場の雰囲気はいかがでしたか。
選手入場の際、ヤンマースタジアムが赤色に染まっていたのでとても勇気をもらいました。0-19という劣勢から一時5点差まで詰める事が出来たのは、間違いなくファンの皆様の応援のおかげです。本当にありがとうございました。

■次戦に向けてファンに一言お願いします!
残り3試合、熱い試合をお見せ出来るようチーム全員でハードワークします!引き続き応援よろしくお願いします。