試合レポート

試合結果・日程

NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2024-25 DIVISION 2 清水建設江東ブルーシャークス

レッドハリケーンズ大阪

レッドハリケーンズ大阪

38

試合終了

14 前半 5

24 後半 14

19

清水建設江東ブルーシャークス

清水建設江東ブルーシャークス

118日(土曜)14:30-

ヤンマースタジアム長居

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試合レポート

2【リーグワン2024-25第4節】井之上選手.jpg

NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2024−25シーズン 第4節は、開幕戦以来のヤンマースタジアム長居で、初対戦となる清水建設江東ブルーシャークス(以下、江東BS)を迎え入れ行われた。

江東BSは、昨シーズンDIVISION 3から昇格してきたチームではあるが、ここまで2勝1敗とDIVISION 2でも十分戦えることを証明しており、少しでも隙を見せたらどちらに転ぶかわからない、決して油断のできない相手である。

レッドハリケーンズ大阪(以下、RH大阪)は、ここまで開幕から3連勝と勢いに乗っているだけに、ここでその勢いを止める訳にはいかない。

赤く染まった観客席から皆が期待を寄せて見つめる中、江東BSのキックオフでスタート。

序盤は土橋選手を中心にキックで陣地を取りにかかるが、江東BSも自陣では徹底してキックを繰り返す。

前半6分、RH大阪はトライラインまで30mほどの位置でペナルティを獲得。ペナルティゴールも狙える位置だが、ここはラインアウトを選択。残り10mまで攻め込むも江東BSの粘り強いディフェンスに阻まれる。
江東BSも前半13分、16分とペナルティゴールのチャンスを得るものの、どちらも失敗に終わりお互い流れをつかめない展開が続く。

この試合最初に得点が動いたのは前半22分、トライラインまで7mのラインアウトを獲得した江東BSが、用意していたサインプレーで一気にトライを奪った。(0-5)
先制を許したRH大阪だが、今シーズンはここから自力で流れを引き寄せる力がある。
前半26分、ハーフウェイ付近RH大阪ボールのラインアウトから、土橋選手の技ありキックに反応した今シーズン初先発の吉澤選手が見事なキャッチ。そのまま相手を振り切りトライ。山口選手のゴールも決まり7-5とする。

さらに前半29分、キックカウンターから吉澤選手が持ち前のランニングでラインブレイク。タックルを受けながらもギブソン選手につなぎ、自陣から一気にトライまで運んだ。

ゴールも決まり14-5。その後は一進一退の攻防を繰り広げ前半を折り返す。

後半開始直後からRH大阪の怒涛のアタックで、トライラインまで5mのラインアウトを獲得。そこからモールでトライゾーンへ一気に流れ込み、最後はストーク選手がグラウンディング。山口選手の安定したキックも決まり21-5とリードを広げる。
完全に流れを掴んだRH大阪。ピンチを迎えても今シーズン最大の武器であるディフェンスが光る。

後半16分、相手選手のキックを井之上選手がチャージ、そのままボールを拾い上げトライ。
ゴールも成功し28-5とする。

後半25分、モールを押し込まれトライを許す(28-12)も、後半29分にギブソン選手のキックチャージからのトライが生まれ、35-12と突き放す。その後ペナルティゴールで得点を重ね38-12のリードで残り7分。このまま終わればボーナスポイントも獲得できる状況だが後半36分、江東BSの意地のトライでボーナスポイントが消滅する。(38-19)
最終盤、なんとかボーナスポイント獲得に向けトライライン5mまで攻め込むも、取りきることができずノーサイド。
欲を言えばボーナスポイント獲得までいきたかったが、ホストスタジアムへ駆けつけた5000人を超えるファンの前で危なげない戦いを見せ、無傷の4連勝を飾った。

この試合、途中出場の豊永選手がリーグワン1stキャップを獲得。さらにRH大阪好調の要因となっているディフェンスで見事な貢献をした鶴田(馨)選手がプレー・オブ・ザ・マッチに輝いた。

次節は2月9日(日)に直近3シーズン同じディビジョンでしのぎを削っている、九州電力キューデンヴォルテクスとヤンマースタジアム長居(大阪)で対戦する。
次節も観客席を赤に染めてRH大阪の進軍を後押ししていただきたい。

選手・コーチのコメント

島田久満 選手

■試合を振り返っての感想を教えてください。
前半自分たちのミスから相手に流れを渡し失点する場面がありましたが、しっかりと修正し得点に繋げ、勝利できたことは良かったと思います!

■今日の試合どのようなことを意識して戦おうと考えていましたか。
チームとしては自分達のやることをしっかりとすることを意識して戦いました。個人としては、DFの部分で相手にプレッシャーを与えようと思って挑みました。

■ファンの皆さまに一言お願いします。
いつも応援ありがとうございます!開幕から4連勝といい形でスタートしましたが、シーズンは始まったばかりでまだまだ続きますので、引き続き熱いご声援よろしくお願いします!

吉澤太一 選手

■今季初先発、試合を振り返っての感想を教えてください。
まず、勝利できたことが1番良かったです。その中で自分の強みでもあるランでチームに勢いを付けられたことは本当に良かったと思います。

■リーグワン初めての対戦となる相手でしたがどのように戦おうと考えていましたか。
江東BSはとても勢いのあるいいチームなのはわかっていましたが、対戦相手と言うより、自分の一つ一つのプレーを最後まで諦めずやりきろうと思い試合に挑みました。

■次の試合に向けて意気込みをお願いします。
チームの為に自分が出来る事を精一杯やり切りたいと思います。江東BS戦で自分の課題も見つかり、それを次の試合で改善出来るように日々の練習に取り組んで行きたいと思います。
最後に、連勝が続いているのもファンの皆さまの応援が選手の背中を押してくれているからです。次戦の九州KV戦もチーム一丸となって戦いますので、これからも熱い応援よろしくお願いします。