試合レポート

試合結果・日程

トップリーグ2ndステージ 九州電力キューデンヴォルテクス

レッドハリケーンズ大阪

レッドハリケーンズ大阪

31

試合終了

5 前半 7

26 後半 14

21

九州電力

九州電力

111日(土曜)14:15-

ベストアメニティスタジアム

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試合レポート

2トライを挙げマンオブザマッチに選ばれた箕内選手

トップリーグセカンドステージ第6節、勝利しなければ自動降格が決定してしまう状況の中、佐賀県・ベストアメニティスタジアムにて九州電力との戦いが始まった。

前半はお互いに取りきれない状況が続く。何度か敵陣深くまで入りチャンスはあったが、取りきれず、またドコモも九州電力の猛攻を何度も食い止めた。試合が動いたのは35分。(15)フィルヨーンが自陣深くから、大きく地域を挽回するタッチキックを放ったが九州電力はクイックスローインからカウンターアタック。うまくつながれトライを奪われる。キックも成功し0対7と先制を許す。前半終了間際、ドコモは敵陣深くまで攻め込み九州電力がペナルティ。前半終了を知らせるホーンが鳴り、残りワンプレイ。ここでペナルティキックを狙わず、ドコモはトライを取りに行く。(1)久富がボールを持ちラックを形成。そこからFWがサイドでボールをもらい再びラック。バックスに展開。(10)茂木から(13)パエアに渡りパエアが大きく前進。ゴール前で止められるがサポートしていた(8)箕内にパス。箕内が飛び込みトライ。ゴールは失敗したが5対7で折り返した。

後半に入り6分、ドコモは九州電力のペナルティからフィルヨーンのロングキックで自陣から一気に相手陣22m内まで入り込み、ラインアウトモールを押し込む。バックスもモールに加わり(6)ファンデルヴァルトがトライ。10対7と逆転する。10分に連続攻撃からトライを奪われ逆転されるが、14分には敵陣22m内スクラムから連続攻撃。最後は再び箕内がラックサイドからボールを持ち出し体をひねりながらトライ。茂木のキックも決まり17対14と再逆転に成功した。勢いに乗るドコモはさらに20分、ターンオーバーから敵陣へキック。そのキックを追いかけたパエアが相手選手に猛プレッシャーをかけボールを奪う。連続攻撃からペナルティのアドバンテージを得たドコモはフィルヨーンがキックパス。こぼれたボールを(12)中矢が拾いトライ。さらに29分にもロングキックから敵陣深くまで入りラインアウトモールから(2)緑川がトライ。ゴールも決まり31対14とする。34分にトライ、ゴールを決められ31対21と10点差にされ、ボーナスポイントを九州電力に与えないため必死に守るドコモ。何とか守りきりボーナスポイントを与えず勝利した。マンオブザマッチには2トライの箕内選手が選ばれた。厳しい状況は変わっていない。最終節、自動降格回避に向け豊田自動織機に挑む。

選手・コーチのコメント

下沖 正博 ヘッドコーチ

本日の試合は負ければ終わり、勝ち点を取られても終わりという崖っぷちの試合だった。九州の素晴らしい環境のなかで多くのドコモの応援に見守られながら、耐えて耐えてようやく今シーズン3勝目を獲得することができ、また、次につながる試合ができて非常に良かった。次節も相手に勝ち点を与えず勝利して、入れ替え戦に向け頑張りたい。

<strong>マンオブザマッチを獲得した箕内選手の本日の評価は?</strong>
途中交代したが、メンタル的にもフィジカル的にも本日の勝利に非常に貢献してくれた。

<strong>これまで苦しんだ理由と良くなってきた部分は?</strong>
2ndステージに入り、簡単なミスが多く、結果として第5節まで続いてしまった。本日も前半ミスが多かったがチーム全体としてカバーできた。良くなった部分は、セットプレーが安定しラインアウトディフェンスが機能したこと。

吉岡 宏樹 キャプテン

負ければ自動降格という状況であり、選手一丸となり九州電力に向かっていこうと考えていた。本日の試合は、スクラム、ラインアウトでプレッシャーをかけることができたのが良かった。次節の試合に向けこの1週間しっかり準備したい。

<strong>前半チャンスが少ない中で前半終了間際にペナルティを獲得し、PGを狙わずトライを取りに行ったが、この試合、攻める意識は強かったのか?</strong>
PGを選択しようと考えていたが、茂木や箕内と相談のうえでトライを狙った。結果としてトライができて良かった。

<strong>前半硬さが見られ後半2トライ目以降、選手が活気づいたと思うがどのように選手を鼓舞したのか?</strong>
試合前に来年もトップリーグでプレーしたいと声をかけた。本日の試合は、勝ち点を4ポイント獲得すること、それから九州電力に勝ち点を与えないことを意識していた。終盤、得点差が縮まってきたなかでも4トライさせないこと、反則など自分たちでミスをしないことを意識し声をかけた。

箕内 拓郎 選手 (マン・オブ・ザ・マッチ受賞)

<strong>1stステージの九州電力戦に続き今シーズン2度目のマンオブザマッチ獲得ですが感想を</strong>
1stステージの時も今回もチームとして良い準備ができた。今回は、特に気持ちにフォーカスしていた。不器用な部分はあったが気持ちでカバーできた。最近スタメンでの出場はなかったので、スタメンで出場しチームに貢献できてうれしい。2本のトライはみんなの頑張りあってのトライ。

<strong>―ファンのみなさんへ一言―</strong>
次節もアグレッシブに戦い、勝ち点をしっかり取って入れ替え戦に臨みたいと思いますので、応援よろしくお願いします。