試合レポート
試合結果・日程NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 DIVISION 2 4-6位 順位決定戦 日本製鉄釜石シーウェイブス
レッドハリケーンズ大阪
21
試合終了
11 前半 6
10 後半 12
18
日本製鉄釜石シーウェイブス
4月19日(金曜)19:00-
試合レポート
今季三度目の激戦を制す:レッドハリケーンズ大阪、日本製鉄釜石シーウェイブスの猛追に耐え勝利!
レッドハリケーンズ大阪(以下、RH大阪)のレギュラーシーズンは残すところ順位決定戦のみとなり、RH大阪、日本製鉄釜石シーウェイブス(以下、釜石SW)と九州電力キューデンヴォルテクス(以下、九州KV)の3チームでDIVISION 2の4位~6位を決める戦いが始まった。
順位決定戦で6位となればDIVISION 3との入替戦出場が決まる為、全試合激戦が予想された。
RH大阪の初戦の相手は釜石SW、今シーズンの対戦ではは2戦とも勝利したものの、第2節は27対25で勝利、第9節38対33で勝利と僅差の試合であった。
釜石SWは攻撃力が非常に高く、勢いにのせてしまうとゲインラインを取られてしまい苦しい展開となる為、アタックを低いタックルで止め、接点で無駄に人数をかけずディフェンスを枚数を常にキープすることが重要となる。
試合は釜石SWのキックオフでスタートし開始早々から試合が動き始めた。
前半開始2分、RH大阪は敵陣10mでラインアウトを獲得し、巡目のアタックでゲインを重ね22mまで迫る、ラックからバックスに展開し新加入のマタヴェシ選手が相手ディフェンスの裏にうまく出て杉下選手にオフロードパス、このボールをサポートに走りこんでいた金(勇)選手に繋ぎそのままインゴールラインに飛び込みトライを決めた。
試合開始早々からのトライでRH大阪は勢いをつけられるかと思ったが、その後前半は両チーム共にトライが生まれず、お互いペナルティゴールを重ね、前半スコアは11対6でハーフタイムを迎える。
前半、RH大阪は釜石SWの猛攻に対して我慢強くディフェンスをすることができていたものの、獲得したボールを継続することができずトライに結び付けることができなかった。
後半は、簡単に相手にボールを渡さないゲームマネジメントで、フェイズを重ねていくことが重要となった。
後半7分、敵陣ゴール5m前でラインアウトを獲得したRH大阪、フォワードのトリックプレーでトライライン目前に迫るも、釜石SWのディフェンスに阻まれる。ラックから飛び出した山内(俊)選手が相手の隙間をぬってインゴールラインに飛び込みトライを決めた。
その後、後半27分に山口選手がペナルティゴールを決め21対6にする。
このまま試合はRH大阪が優勢のまま終わると思われたが、釜石SWに31分、35分に立て続けにトライを決められ、残り5分を残し点差がわずか3点、1トライで逆転圏内となってしまう。
そんな中RH大阪は、釜石SWの猛攻に耐えられず自陣でイエローカードを出されるペナルティをしてしまいピンチを迎える。
後半76分、釜石SWはショットを選択すれば同点になるところを果敢にラインアウト選択し真っ向勝負となった。
ここでトライを取られてしまうと時間的に逆転が難しい状況に追い込まれたRH大阪だったが、この危機的状況をフォワードの息の合ったモールディフェンスとアラダイス選手の見事なボールへの絡みでトライを阻止。危機的状況を脱出したRH大阪は最後迄しっかりとコントロールし、21対18でフルタイムとなりRH大阪の勝利となった。
最後の最後まで、お互いの意地の見える試合となったが、立ち上がりで得点を決めたRH大阪に今回は軍配が上がった。
RH大阪はこの試合を制したことにより、4位に近づいたが、来週の釜石SWと九州KVの結果によってはまだ最下位もあり得る為、最後まで油断することはできない。
シーズンを通して、後半に足が止まりディフェンスの粗さが目立っているRH大阪、レギュラーシーズン残り一戦この課題を克服し、九州KVに前節雪辱を果たすことができるか注目となる。
次の試合は5月5日(日)14時30分からヤンマースタジアム長居で試合となりますので、是非会場にお越しいただきRH大阪の雄姿をご覧いただければと思います。
みなさんとお会いできることを楽しみにしております、それではグラウンドで会いましょう。
文:レッドハリケーンズ大阪 小泉将
ジョシュ マタヴェシ 選手
Q:RH大阪1stキャップおめでとうございます!試合を終えての感想をお願いします。
A:強い釜石SW相手に勝てたことをとても嬉しく思います。
改善すべき点はたくさんありますが、個性を発揮できたと思います。
Q:まだ合流して間もないと思いますが、チームの雰囲気や大阪という地はいかがですか?
A:チームの雰囲気はとてもいいですし、チームメイトのみんなも凄く温かく迎え入れてくれました。
山口泰輝 選手
Q:リーグワンデビュー、そしてRH大阪1stキャップおめでとうございます!デビュー戦いかがでしたか?
A:まずは沢山の応援ありがとうございました。そして1stキャップを取れたことを嬉しく思います。緊張はあまりせずに会場の雰囲気や試合を楽しめました。
Q:次戦に向けての意気込みとファンの皆様へ一言お願いします。
A:次戦は、前回3月31日の試合で敗戦している九州KV相手なので、チーム全体で勝つ準備をしてゲームに臨みたいと思います。釜石SW戦では本当にファンの皆様の声援が力になりました。これからもレッドハリケーンズ大阪への応援をよろしくお願いします。