TOP3挑戦の為のプラクティスマッチ：花園近鉄ライナーズに辛勝

リーグワンレギュラーシーズンも残り４試合となり、上位3チームに入るためには残りの試合を一つも落とすことができないレッドハリケーンズ大阪（RH大阪）は、次節への勢いをつけるべくDIVISION 1である花園近鉄ライナーズ（花園L）との練習試合に臨んだ。
試合は生憎の雨で難しいグランドコンディションではあるが、DIVISION 1のコンタクトレベルに対して真っ向勝負できる非常に良い機会の為、ここで一歩も引かずに戦っていけるかが重要である。

試合は花園Lのキックオフでスタートしお互い激しい攻防が繰り広げられるが、開始5分に敵陣ゴール前10mでラインアウトを獲得したRH大阪。RH大阪はモールを組みトライ目前に迫る、フォワードとバックスがそこから連携しラックサイドを連続でアタックし続け、最後は安田選手が相手選手を押し込みながらトライを決めた。
そこからRH大阪は花園Lに2トライを許してしまい、7対14でハーフタイムを迎える。

グラウンドコンディションがやはり影響してか、ロースコアゲームとなったが、花園Lに対し接点で圧倒するシーンも見ることができた。しかし、花園Lのテンポの良いアタックと強い個人に対し一撃でトライラインに迫られてしまうシーンもあり、後半はその点を修正していかないと勝利することは難しい。次節につなげる為にこういった、一撃でのトライを許さず我慢強さを見せる必要がある。

後半がスタートしてすぐに敵陣22mでラインアウトを獲得したRH大阪、相手にボールを競られるも、こぼれたボールを指田選手が取り、相手選手を引きずりながらゴール目前まで進む。ラックから出たボールを呉選手が受け取り、外のスペースに待ち構えていた鶴田（諒）選手まで20ｍロングのパスを通しトライを決めた。
後半12分に花園Lにトライを決められるも、RH大阪は後半16分に敵陣ゴール前5mでラインアウトを獲得し、フォワードがモールを押し切りギブソン選手がトライを決めた。
後半22分には、花園Lがペナルティから速攻で仕掛けてくるも、杉下選手が相手選手を倒しそのままボールに絡む、花園Lはボールをキープできず、ラックからこぼれたボールに対し坂本選手が素早く反応し、鶴田（諒）選手へ。鶴田（諒）選手が相手をひきつけ小村選手にパスをラストパスを通し、そのまま小村選手が60mを走り切りトライを決めた。
このトライで逆転し24対21となったRH大阪は、この点差を最後まで守り切りフルタイムとなった。

花園Lは翌日に公式戦を控えており主力を欠いた状態とはいえ、DIVISION 1で非常に強力な選手を擁するチームに対し勝利をすることができたのは大きな成果だ。しかし花園Lの連続攻撃に対し、ディフェンスが徐々に甘くなるシーンや、アタックの連係ミスでトライチャンスをつかみ取れない等の課題もでた。

次節対戦する浦安D-Rocksは、DIVISION 2でトップクラスの攻撃力を擁している為、RH大阪が勝つためにはディフェンスでは80分我慢を続け、わずかなトライチャンスをこぼさずつかみ取ることができるかが非常に重要となる。

試合は3月3日（日）13時から、ヨドコウ桜スタジアムで試合となります。ぜひ会場に足を運んでいただきRH大阪の挑戦を見届けてください。それではみなさんグラウンドで会いましょう。

文：レッドハリケーンズ大阪　小泉将