試合レポート

試合結果・日程

NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 DIVISION 2 NECグリーンロケッツ東葛

レッドハリケーンズ大阪

レッドハリケーンズ大阪

15

試合終了

10 前半 24

5 後半 36

60

NECグリーンロケッツ東葛

NECグリーンロケッツ東葛

310日(日曜)14:30-

柏の葉公園総合競技場

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試合レポート

2【NTTジャパンラグビー リーグワン 第8節】GR東葛戦 ギブソン選手 (2).jpeg

TOP3の壁:NECグリーンロケッツ東葛に敗北

リーグワンも終盤に差し掛かり、レッドハリケーンズ大阪(以下、RH大阪)の順位は現在4位と目標としていたTOP3に届かず残念な結果となってしまったが、残りの試合自分たちが上をめざして行くという強い意思をファンに示すことができるかが重要となった。

今節はNECグリーンロケッツ東葛(以下、GR東葛)で、現在DIVISION 2、3位のチームで勝利数は上位3チームが6勝1敗で並んでいるため、他のチーム同様非常に強力なチームだ。
前回の対戦ではGR東葛の激しいコンタクトに耐えることができず、後半点差を離されてしまったが、今回も同じ轍を踏まないよう、強く大きい相手に対し、個人で飛び出さず選手同士がリンクすることが勝利するために重要となる。

試合はGR東葛のキックオフでスタートするもRH大阪は早々にペナルティから自陣ゴール前でのディフェンスを強いられてしまい、開始2分にトライを許す。そこから開始30分までにRH大阪はスコアを奪えず0対17と厳しい展開となった。
しかし、前半30分に敵陣22mのラインアウトからボールを受け取ったボーク選手が一人、二人、三人と相手を引きはがしながらトライライン目前に迫り、そのラックから山内(俊)選手が鶴田(諒)選手へタッチラインギリギリの長いパスを繋ぎトライを決めた。
前半39分にGR東葛にトライを許してしまうが、前半ラストワンプレーのところで島田選手とギブソン選手の激しいディフェンスでペナルティを獲得。そのラインアウトでのトリックプレーから鶴田(諒)選手がゴール目前まで迫り、残ったFWがじりじりと攻め立て、最後は杉下選手がトライを決めた。
ここでハーフタイムとなりスコアは10対24とまだまだ後半に望みを託す点差となった。

GR東葛は非常に展開の速いラグビーを繰り広げており、RH大阪はそれに対抗するため、早くディフェンスラインを敷く必要があるが、接点でプレッシャーをかけることができず相手に自由なアタックを許してしまっている為、後半に修正ができるか重要となった。

後半開始1分、RH大阪が敵陣10メーターでラインアウトを獲得し、モールから近場にアタックしラックが形成される。GR東葛の選手がラックから目を離した隙にギブソン選手がボールをラックから持ち出しそのままディフェンスの裏を抜け40mを走り切りトライを決めた。
このまま、反撃かと思われたが、その後RH大阪のトライはなくGR東葛にトライを重ねられ、最終スコアは15対60と惨敗となった。
後半は前半修正するべき点である、接点でのプレッシャーを全くかけることができず、早い展開を許してしまいディフェンスが孤立するという悪循環が続いてしまった。
強いフィジカルに対しプレッシャーを受けてしまい、個人が飛び出してディフェンスするシーンが目立ったが、ここを修正をしないと、調子を上げてきている釜石SW、九州KVと戦い苦しい状況になったときに競り勝つことはできない。
次節は、3月24日(日曜)12時から日本製鉄釜石シーウェイブスと、いわぎんスタジアム(岩手)で試合となります。
現在チームは6連敗と非常に厳しい状態ですが、最後まで諦めずに戦いぬきたいと思いますので引き続きレッドハリケーンズ大阪を応援してください。
それではまたグラウンドで会いましょう。

文:レッドハリケーンズ大阪 小泉将

選手・コーチのコメント

北島 大 選手

Q.久し振りの公式戦出場、実感として如何でしたか?
A.いつも熱い応援ありがとうございます。
グリーンロケッツ東葛戦では約2年ぶりの公式戦出場となりました。
リザーブメンバーとして、後半のしんどい時間帯にチームにエナジーを与えるのが自身の役割でしたが、満足のいくパフォーマンスが出来ず悔しいです。

Q.強みのスクラムに勢いをつけてたように見えました、手応えはいかがでしたか?
A.スクラムではチームメイトに助けられながらもポジティブな結果となった事は良かったと思います。
特に小島選手の成長が感じられた事がとても嬉しく感じます。
私自身も今後の大事な試合に向け、少しでもチームの勝利に貢献できるよう、パフォーマンス向上に努めていきます。引き続き応援よろしくお願いします。

ベンジャミン ソーンダース 選手

Q.風が強い中での試合でした、前後半での戦略はどう違いましたか?
A.前半は向かい風の中で厳しいとわかっていたので、自陣から脱出することに集中しました。後半は、追い風でテリトリーが有利になると思ってました。
Q.リーグ戦残り2試合、意気込みをお願いします!
A.釜石SW、九電KV戦に向けて、この試合の反省を生かしトレーニングに励みます。皆さんの応援はとても力になっていますので、ホストスタジアムでの試合はもちろん、可能であれば釜石SW戦も、会場での応援よろしくお願いします!
引き続き応援よろしくお願いします。Let the wind blow.