試合レポート
試合結果・日程NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 DIVISION 2 豊田自動織機シャトルズ愛知
レッドハリケーンズ大阪
15
試合終了
15 前半 10
0 後半 14
24
豊田自動織機シャトルズ愛知
2月10日(土曜)14:30-
試合レポート
勇敢なる戦い:レッドハリケーンズ大阪、豊田自動織機シャトルズ愛知に一歩届かず
リーグワンのシーズンが始まったと思えばもうシーズンも折り返しに差し掛かり、レッドハリケーンズ大阪(以下、RH大阪)は2勝3敗で現在順位を4位とし、3位のNECグリーンロケッツ東葛とは勝点差10と、チームの目標である上位3チームに入る為には残りの試合を全勝しないといけない程に厳しい状況に追い込まれた。
折り返しの対戦相手は豊田自動織機シャトルズ愛知(以下、S愛知)で前回12対71という大差で負けている相手である。
S愛知はエリアマネージメントが上手く、攻守共に規律の守られたチームだが、デフェンスの飛び出しが早いため、ポイントをずらし孤立したディフェンスに対しプレッシャーをかけフェイズを重ねていくことが出来るかが勝利を掴み取るために必要となる。
S愛知のキックオフで試合が開始し、序盤から両チームキックでエリア大きく奪い合うが、RH大阪は開始早々ペナルティを犯し、自陣深くのラインアウトからトライを許してしまう。
しかし、そこからRH大阪は、接点の激しさでS愛知を激しく攻め立て始める。
前半16分には前回の対戦で劣勢となっていたスクラムを押し込みペナルティを奪い、ペナルティゴールを決めた。
さらに前半26分、センター付近のスクラムで再度ペナルティを獲得したRH大阪、小村選手が敵陣5m内にボールを蹴りこむ素晴らしいキックをみせ、これにフォワードがこたえ、ラインアウトからモールを押し込み島田選手がトライを決めた。
前半30分には、センターライン付近のライウンアウトアタックから山内(俊)選手がラックサイドをうまくラインブレイクしたのを皮切りに、吉澤選手が裏のスペースにボールを蹴り、そのボールを自分でキャッチしトライラインに迫る、最後は、ボーク選手の後ろからスペースに走りこんだ金(勇)選手がディフェンスを突破しトライ。
そのまま前半が終わると思われたが、S愛知の猛攻にラストプレーでトライを許してしまい、15対10でハーフタイムに突入した。
RH大阪は前半熱量のあるディフェンスとアタックを魅せ、非常に素晴らしい戦いを展開したが、後半の失速がこれまでの課題であり、前半を上回る熱量で戦っていくことができるかが重要となった。
後半開始から激しい攻防が繰り広げられお互い精度の高いディフェンスをみせるも、S愛知に後半10分にトライを許してしまい、スコアは並び15対15となる。
その後もRH大阪は非常に集中力の高いプレーを繰り広げるもS愛知の堅いディフェンスを突破することができず、反対に自陣でのペナルティからS愛知にペナルティゴールを重ねられ、最終スコアは15対24でフルタイムとなった。
前回12月の対戦時、対し12対71というスコアで敗戦したとは思えないほどの素晴らしい試合をみせたRH大阪だが、TOP3を目指すなら今日の様な試合を確実に勝利する必要がある。
課題である不用意なペナルティやチャンスの局面で焦りからミスをしてしまう規律面は、このような競った試合では特に我慢をして丁寧にプレーを重ねていかなければならない。
前半のようにフェイズを重ね、相手が我慢できなくなるようなシーンを多く作ることが出来るかが今後の勝敗をわける。
次節は3月3日(日)13時から浦安D-Rocks(以下、浦安DR)とヨドコウ桜スタジアムで試合となります。これまでのホストゲームは本当に多くのファンの皆様の応援に支えられ非常に良い結果となっています。
浦安DRは非常に個々の強いチームですが、一歩も引かないRH大阪の雄姿を見ていただき、ファンの皆様が観に来てよかったと思えるような試合にしたいと思いますので是非グラウンドにお越しください。
それではまたグラウンドで会いましょう。
文:レッドハリケーンズ大阪 小泉将
茂野 洸気 選手 (トップリーグ・リーグワン通算50試合出場達成)
Q:今季初出場、TL・LO通算50試合出場達成おめでとうございます!今日の試合を振り返ってみていかがですか?
A:たくさんの応援ありがとうございました!
通算50試合目をホストゲームで迎えられたことを嬉しく思います。
怪我もあり満足のいくプレーをできない時もありましたが、日頃から支えてくださる皆様のおかげでここまで頑張ってこれました。
結果は残念でしたが、チームとしてはポジティブな部分も多く出た試合だったので、次戦は勝ちきれるように頑張ります!
Q:茂野選手の出場を待ち望んでいた方も多いと思います。ファンの皆様へ一言お願いします。
A:チームとしては日々成長を感じていますし、今日の試合についても勝利まであと一歩のところまで迫ることができました。
次戦は勝ちきれるようにしっかり準備していきたいと思います。
個人としては、ベテランとして若手の見本となるようなプレーを心がけて引き続き頑張ります!応援よろしくお願いします!
ボーク コリン雷神 選手
Q:今季初出場かつ、RH大阪では初のスタンドオフでの出場となりましたが、いかがでしたか?
A:チームとともにフィールドに戻って来られて、ファンの前でプレーすることができて本当に楽しかったです!
Q:今日の試合からどのような部分を修正して次節に臨みたいですか?
A:長い時間ボールをキープすることができれば、相手チームにプレッシャーを与えることができるので、そこはもっと修正していきたいです。
あとは最後まで戦い続けること、そして決して諦めないことです。