試合レポート

試合結果・日程

NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 DIVISION 2 NECグリーンロケッツ東葛

レッドハリケーンズ大阪

レッドハリケーンズ大阪

13

試合終了

6 前半 17

7 後半 31

48

NECグリーンロケッツ東葛

NECグリーンロケッツ東葛

113日(土曜)12:00-

ヨドコウ桜スタジアム

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試合レポート

【リーグワン2023-24第4節vsGR東葛】藤田選手 (2).jpeg

大差での連敗:レッドハリケーンズ大阪、NECグリーンロケッツ東葛との激戦に敗れる

2024年1月13日(土)レッドハリケーンズ大阪(以下、RH大阪)の新年明けてから初めての対戦相手は、NECグリーンロケッツ東葛(以下、GR東葛)となった。GR東葛は昨シーズンDIVISION 1に所属しいたチームであり、日本代表のレメキ・ロマノ・ラヴァ選手を筆頭にに強力な外国人選手が揃い、RH大阪にとってS愛知に続き厳しい戦いとなることが予想された。

GR東葛はサイズのある選手多くコンタクトエリアの戦いに強みをもっている為、タックルで相手を倒しきることができなければ大きくゲインラインを取られてしまい、どんどんテンポを作られてしまう。
RH大阪は低くタックルし相手を倒し、さらに接点でプレッシャーをかけてボールの球出しを遅らせることができるかが重要となる。
我々がアタックする際も、GR東葛は近場の接点が非常に強固な為、ボールを動かしいかにタックルポイントをずらして攻撃を継続できるかが重要となる。

試合開始からお互いボールを展開し激しい攻防を繰り広げ、前半5分にトライを取られるも、RH大阪の課題であったタックルも低く入り込み互角の展開を魅せた。
RH大阪は接点での勝負で相手からペナルティを奪い、前半27分までにペナルティゴールを2回成功させスコアを6対5とした。
しかし、RH大阪はその後得点を得ることができず、GR東葛に2トライを許し6対17でハーフタイムとなった。

RH大阪は前半の立ち上がりが非常に良く、ディフェンスの連携も取れコンタクトエリアで相手にプレッシャーをかけられていた。
しかし前半30分頃から、フェイズを重ねられた後のディフェンスの連携が甘くなってしまい、簡単にトライを許してしまった。
接点に強い選手が多くそろっているGR東葛に対し集中力を切らさずにディフェンスし続けることは困難だが、そこが改善しなければ後半はさらに厳しい戦いとなる。
アタックではチャンスを作ることはできてきていたため、アタックに関してもチャンスメイクはできているのでボールを継続させることが後半重要となった。
後半はRH大阪のキックで始まり、最初の10分間は粘り強いディフェンスを見せたが、次第にGR東葛のアタックに対応しきれず、ディフェンスラインが乱れトライを許してしまう。後半35分にはスコアが6対41となり逆転は厳しいものとなってしまった。
しかし、後半37分にRH大阪は意地を見せた。自陣からのラインアウトから外にボールを展開し、土橋選手が相手をうまくひきつけ、小村選手が大きくゲイン、そこからフェイズを重ね、鶴田(馨)選手が相手選手を弾き飛ばしながら裏に抜け出し、最後はサポートについていた藤田選手パスを受けトライを決めた。
このままラストプレーで試合が終わると思われたが、最後はGR東葛のドロップキックを味方がキャッチし、そのままトライを決められてしまった。
ここでフルタイムの笛が鳴りスコアは13対48でRH大阪は敗戦となった。

試合を振り返ると、前節のS愛知戦と比べ個人のタックル精度は改善の兆しが見られたが、ボールを継続された場面でのコミュニケーションが悪く、選手間のつながりが途切れたところを一撃で仕留められていた。アタックではチャンスメイクはできているので、ボールを継続できるようコミュニケーションの向上が図れれば、修正ができると思えた試合だった。

次節は2月3日(土)に駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場(東京)で浦安D-Rocks(浦安DR)との試合が開催される。浦安DRはS愛知に勝利しており、現在DIVISION 2一位の強敵だが、今回出た課題であるコミュニケーション不足を改善して試合に臨みたい。
この連敗はチームにとっても辛く厳しいものだが、勝利つかみ取るために課題を修正し、勝利する姿をまたファンの皆さまにお見せできるよう精進していきたい。

次節はビジターでの試合となりますが、引き続き応援をよろしくお願いいたします。
それではまたグラウンドで会いましょう。

文:レッドハリケーンズ大阪 小泉将

選手・コーチのコメント

杉下 暢 選手 (キャプテン)

Q:ファンもチームも待ちに待ったキャプテンの復帰だったと思いますが、久しぶりの試合いかがでしたか?
A:ケガ人が非常に多く前倒しでの復帰となったので、試合に入っていけるか不安な部分はあったのですが、ファンの皆様の応援のおかげでスイッチが入り、すんなり入っていく事が出来ました。
試合ではキャプテンとして身体を張り、チームにエナジーを与える事にフォーカスして試合に挑みました。

Q:次戦以降もタフな試合が続くと思います。次戦への意気込みをお願いします。
A:コリジョン(接点)の部分は少し改善されたのですが、プレー精度の部分はまだまだ向上させる必要があります。タックル、パス、キック、ラインアウトの精度が低く、チャンスをものにする事が出来ずピンチを招いてしまっている部分があるので、次の浦安戦までにしっかりと修正したいと考えています。

呉 嶺太 選手

Q:今シーズン初の出場となりましたが、ゲームコントローラーとして試合を振り返っていかがでしたか?
A:自陣での組み立ては悪くは無かったと思います。ゴール前でのトライチャンスを失ったのが何度かありましたので、自分たちの攻撃の形に持っていけるよう次戦に向けて修正したいです。
Q:次戦に向けて一言お願いします。
A:試合は負けましたが良い点も見つかりましたので、ボールを継続してチャンスをものにします!