試合レポート
試合結果・日程
NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 DIVISION 2 日本製鉄釜石シーウェイブス

レッドハリケーンズ大阪
27
試合終了
17 前半 8
10 後半 17
25

日本製鉄釜石シーウェイブス
12月16日(土曜)14:30-
試合レポート

RH大阪、2連勝!:日本製鉄釜石シーウェイブスに逆転勝利。
レッドハリケーンズ大阪(以下、RH大阪)のホストゲーム開幕戦は生憎の雨の試合となったが、ヨドコウ桜スタジアムには8,000人を超える多くの観客が訪れRH大阪の試合を見守った。
対戦相手は日本製鉄釜石シーウェイブス(以下、釜石SW)、昨年度はDIVISION 2で下位グループに入りDIVISION 3との入れ替え戦に行くも、昨シーズン唯一RH大阪に黒星を付けたクリタウォーターガッシュ昭島を倒した非常に爆発力のあるチームである。
釜石SWにはサイズの大きな選手が多く所属しており、接点の強さが特徴のチームである。釜石SWのゲームテンポに合わせてしまうと体格を活かしたコンタクトゲームに巻き込まれてしまい、厳しい戦いを強いられてしまうことが予想されていた。
RH大阪が勝利するためにはボールを常に動かし続け、テンポの上げたゲームを展開できるかが重要なポイントとなってくる。
多くの観客が見守る中、試合はRH大阪キックオフでスタート。
試合開始から激しい攻防が繰り広げられた。
前半10分、敵陣10m付近でラインアウトを獲得したRH大坂、ラインアウトからフォワードが近場を攻め立じりじりとトライラインに迫る、最後はギブソン選手が相手選手を押し込みながらトライを決める。
前半34分、敵陣5mでラインアウトを獲得したRH大阪はモールでトライを狙うが釜石のディフェンスに阻まれる、しかしフォワードの脅威に少なくなったディフェンスラインをパエア選手が見逃さず、相手の空いたスペースに鋭く走りこんだ射場選手がパスを受けトライを決めた。
そのまま2トライ差をつけてハーフタイムを迎えると思ったが、最後に釜石SWにトライを許してしまい17対8でハーフタイムを迎えつこととなった。
試合のテンポを上げフェイズを重ねることができなかったRH大阪は、自分たちの思うようなラグビーをできず苦しい試合展開となった。
チャンスメイクはできているので、後半はもっとボールを動かし釜石の足を止めることができるかが重要なポイントとなる。
しかし、後半開始早々から釜石のペースに巻き込まれてしまい点差を縮められてしまうRH大阪だが後半27分、敵陣5mでラインアウト獲得し、このラインアウトをモールで押し込み島田選手がトライを決めた。
試合はこのまま終わらず、後半37分に釜石SWに逆転のトライを許してしまいスコアが24対25、RH大阪は残り2分で得点を決めなければいけなくなった。
RH大阪は再開のキックオフからボールを再獲得し、最後まで足を止めずにアタックし続けたRH大阪は、試合終了ホーンがなったタイミングでの釜石SWからペナルティを獲得する。
ブライス選手が冷静にペナルティゴールを成功させた。
ここでフルタイムとなり、スコアは27対25でRH大阪は勝利をもぎ取った。
後半は特にに釜石SWのペースでの戦いが繰り広げられてしまい、RH大阪は受けに回ってしまった。
前節の九州KV戦でも出た課題と同じく、試合中に調子のムラが出てしまうため、一貫性のあるプレーをすることが今後の課題となってくる。
次の試合までに、どこまでそこにフォーカスしてトレーニングを積めるかが非常に重要である。
次節は12月24日(日)に豊田自動織機シャトルズ愛知(以下、S愛知)とパロマ瑞穂ラグビー場で試合となる。
11月に行われたプレシーズンマッチにおいて、RH大阪はS愛知に対し勝利しているが、攻守ともにバランスのとれた強力なチームであるため、RH大阪は80分間を集中力切らさず戦えるかが勝利の鍵となる。
次節はビジターでの試合となり、選手には今節の試合のようなスタジアムが一体となった応援が期待できないが、チームの目標に向かうための重要な一戦となる為、今節の試合のファンの応援を忘れずに戦ってもらいたい。
まだまだリーグワン開幕したばかりで、これからどんどん試合は厳しくなっていきます。今節は入場者が8000人を超え、DIVISION 2歴代最多の観客動員となりました。
これからも大阪に根付き、皆さんから愛されるチームをめざしていきますのでこれからもRH大坂にご注目ください。
それではまたグラウンドで会いましょう。
文:レッドハリケーンズ大阪 小泉将
試合写真

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【リーグワン2023-24第2節vs釜石SW】パエア選手 (2).jpg

【リーグワン2023-24第2節vs釜石SW】ジェフリーズ選手 (2).jpg
髙井翔太 選手
Q:2戦連続の逆転勝利となりました。中でもFW戦では激しい部分が多かったと思います。試合を振り返っていかがですか?
A:FW戦では前半、自分達がフィジカル面で相手より優位に立てていたと思うのですが、後半で受けてしまって相手を勢い付けさせてしまいました。スクラムも良いスクラムはあったのですが、まだまだ私自身もFWの皆んなも納得いっていないと思うので、これからもっとレベルを上げていきたいと思います。
Q:次戦への意気込みをお願いします。
A:次戦は豊田自動織機シャトルズ愛知さんとの試合で、私自身スクラムを武器にしているので、スクラムでチームを鼓舞してよりチーム一丸となって練習し、AT・DF共により良いプレーを出来るように頑張っていきます!
石井勇輝 選手
Q:RH大阪1stキャップおめでとうございます。80分戦い切った今の気持ちを聞かせてください。
A:素直にRH大阪での1stキャップを取れたこと誇りに思います。試合内容は難しい時間も多かったですが、最後に勝つ事ができた事は大きな収穫だと思います。また、悪天候にも関わらずレッハリファンの方々のご声援のおかげで80分間走り続けることができました。
Q:これからさらに強度の高い試合が予想されます。次戦以降への意気込みをお願いします。
A:今後は、S愛知、GR東葛、浦安DRとチャレンジするには絶好の相手との試合が続きます。チームとしても個人としても勝つ為の準備をし、万全の状態で挑んでいきたいと思います!引き続き、RH大阪のサポートよろしくお願いします!!