試合レポート
試合結果・日程プレシーズンマッチ 三菱重工相模原ダイナボアーズ
レッドハリケーンズ大阪
45
試合終了
19 前半 19
26 後半 19
38
三菱重工相模原ダイナボアーズ
11月11日(土曜)13:00-
試合レポート
"プレシーズン初勝利!:三菱重工相模原ダイナボアーズとの激戦"
2023年11月11日(土)、雨こそ降らなかったが陽は雲に隠れ非常に冷え込んだ。プレシーズンマッチ3戦目は三菱重工相模原ダイナボアーズ(以下、相模原DB)、会場は三菱重工相模原グラウンドで行われた。
相模原DBは昨シーズンはDIVISION 1の10位になるも、接点の強さが特徴のチームで、レッドハリケーンズ大阪(以下、RH大阪)としては、DIVISION 2で戦っていくための接点の強さを試される一戦となる。
RH大阪は、プレシーズン2戦の合計で100点を許してしまっているため、前回のD-Rocks戦からディフェンスを重点的に修正してきた。
格上のDIVISION 1のチームに対して試せる絶好の機会の為、選手たちのモチベーションは非常に高い。
RH大阪のキックオフで試合はスタートするも、相模原DBの力強いアタックに受けてしまい、開始20分間で3トライを許してしまう。
しかしここから火のついたRH大阪の反撃が始まる。
前半25分、自陣22m付近の相模原DBボールラインアウトから、アラダイス選手の粘り強いディフェンスで相模原DBがボールを落とす、そのボールを石井選手が敵陣深くに蹴りこむ、相模原DBの選手が先にボールを拾うも、土橋選手がタックルを決めボールをサイド獲得する、最後は走りこんでいた藤田選手がトライラインになだれ込みトライを決める。
一瞬のスキを見逃さず、RH大阪は連携の取れたアタックを魅せた。
前半30分、敵陣22mでRH大阪はスクラムを獲得、安定したスクラムから射場選手、鶴田馨選手にボールを繋ぎトライラインに大きく近づく、その後はフォワードがゴール前粘り強くアタックを続け、最後はフェナー選手がトライを決めた。
前半33分、自陣22mでペナルティを獲得したRH大阪は、相手選手の反応が悪いことを感じ取った佐藤耀選手がタップキックでアタックを再開させ、RH大阪は大きくゲインを重ねる。土橋選手から鶴田諒選手へのキックパスを成功させ、ゴール目前に迫り、最後はラックから坂本選手が相手のタックルを押しのけながらトライを決め、19対19でハーフタイムを迎える。
相手の攻撃を受けてしまい、テンポを作られてしまうと非常に厄介なチームであるが、こちらからアタック、ディフェンスともにプレッシャーをかけることによって優位に立てることを確信したRH大阪はこのまま攻守ともに攻め続けることを話し合った。
RH大阪は前半の勢いをそのままに、相模原DB相手に攻め続ける。
後半8分、敵陣22mのラインアウトを獲得したRH大阪は7フェイズを重ね、相手のディフェンスが中心に寄った隙を土橋選手が見逃さず、待ち構えていた石井選手にキックパスを通し石井選手が相手を引きはがしトライを決める。
後半13分には、センターライン付近でのラインアウトを獲得したRH大阪は、呉選手が相手ディフェンスが飛び出しているのを確認し裏にボールを蹴る、そのボールに反応したミフィポセチ選手がボールを取り、サポートについていた鶴田馨選手にボールを繋ぎそのままトライを決めた。
後半21分、ザキア選手が自陣22mから敵陣22m付近までボールを蹴りこむ、ボールを蹴ったザキア選手が俊足を活かし相手が反応する間も与えずにボールを再獲得した。最後は裏のスペースが空いたのを察したミフィポセチ選手がボールを蹴り、花田選手がボールを受け取りトライを決めた。
後半24分、敵陣から相模原DBのハイボールを、花田選手がボールを味方にはじき、土橋選手、山内(俊)選手と繋ぎ、最後は大塚選手がボールをもらいトライを決めた。
RH大阪は後半、相模原DBに3トライを許すも、4トライを決め最終スコア45対38となり勝利をつかみ取った。
課題であったディフェンスにまだ不安が残るところだが、DIVISION 1の相手に対し接点で勝負し競り勝ったのは非常に大きい。
次戦は11月18日(土)に栗田ウォーターガッシュ昭島戦、会場はドコモ大阪南港グラウンド。選手の活躍を見に是非グラウンドまでお越しいただきたい。
文:レッドハリケーンズ大阪 小泉将
マイケル アラダイス 選手
Q:RH大阪に来て2戦目、そして今回は先発出場でしたが試合を振り返っていかがでしたか?
A:今週はいい準備ができました。
それが今日のプレーに表れたと思います。試合の勢いは一進一退でしたが、チームは冷静で、明確に目の前のタスクに集中していました。それが素晴らしいトライにつながりました。
Q:アラダイス選手から見てRH大阪はどんなチームですか?
A:若さと経験が見事にミックスされています。チームが本当に繋がっているので、今シーズンのチャレンジに対してワクワクしています。スマートでエキサイティングなラグビーをしたいです。
そして次戦は、今年のプレシーズンマッチ唯一の南港グラウンドでの試合になります。WG昭島戦へのご声援もよろしくお願いします!
井之上 明 選手
Q:今年で節目の10シーズ目となりますが、井之上選手から今年のチームはどう見えていますか?
A:再編後は難しい期間もありましたが、日々のトレーニングや合宿などお互いに同じ時間を共有することで、チームのカルチャーが浸透してきているように感じます。開幕に向けてより一層チームワークを高め、一致団結してシーズンに挑みたいと思います。
Q:ファンの皆様へ一言お願いします。
A:いつもレッドハリケーンズ大阪の応援ありがとうございます。DIVISION 2 上位進出、DIVISION 1昇格に向けて頑張りたいと思いますので、引き続き応援のほどよろしくお願いします。