試合レポート
試合結果・日程NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022-23 リーグ戦 九州電力キューデンヴォルテクス
レッドハリケーンズ大阪
35
試合終了
14 前半 28
21 後半 5
33
九州電力キューデンヴォルテクス
4月15日(土曜)14:30-
試合レポート
先週の試合で優勝を決めたNTTドコモレッドハリケーンズ大阪(以降、RH大阪)のラストゲーム。
対戦相手はRH大阪以外には全勝しており、毎試合RH大阪をギリギリまで追い詰める九州電力キューデンヴォルテクス(九州KV)。
奇しくも初戦と同じ雨のヨドコウ桜スタジアム(大阪)での試合となった。
多くのファンが見守る中、九州KVのキックオフで試合が開始された。
雨でボールが滑る状況でお互いキックを利用した陣地の取り合いが繰り広げられるが、前半5分にRH大阪は15フェイズも続くアタックでキャプテン杉下選手がトライをもぎ取る。
キックは成功しスコアは7-0となった。
RH大阪は早い時間帯から気持ちを見せるも、九州KVの気迫にやられてしまい前半9分にはラインアウトからモールでトライを取られてしまう。
キックは成功しスコアは7-7と同点となってしまう。
前半17分に再度22mでラインアウトを獲得したRH大阪。中央にFWが大きくゲインし相手のDFが崩れた隙を呉選手が見逃さずに突破し最後はソーンダース選手にパスをしてそのまま走り切りトライ。
一番端の難しい位置からのキックを呉選手が決めスコアは14-7となった。
RH大阪は再度逆転をして流れに乗りたいところだが、キックオフから激しい九州KVのアタックを受けてしまいゴール前での攻防に持ち込まれてしまう。そのまま九州KVの圧力に負けてしまいスコアを許してしまう。
キックも成功し再度14-14と振出しに戻ってしまう。
前半30分、RH大阪は自陣5mのスクラムを与えてしまう。イエローカードで一人少ない状況をうまく利用されてしまいスクラムからキックパスでトライを許してしまう。
キックは成功しスコア14-21と逆転を許してしまう。
さらに後半38分、RH大阪がキック処理をミスしてしまい自陣でのラインアウトを九州KVにゆるしてしまう。これをうまく繋がれてしまいトライ。
スコアは14-28と早い時間で九州KVにスコアを離されてしまった。
前半はこのままスコアが動かずハーフタイムとなる。
後半はRH大阪のキックでスタートとする。
両チームとも雨でボールが滑る展開となるが、キックを使った攻防が繰り広げられる。
試合が動いたのは後半13分、選手交代で入った選手たちが試合の流れを変えた。まずは交代で入ったPRの高井選手と指田選手がスクラムからペナルティを獲得し、交代で入った小村選手が敵陣5mに迫る制度の高いキックを見せる。そのラインアウトから最後は交代で入ったバイフ選手が相手を吹き飛ばしながらトライ。
キックは成功しスコアは28-21と九州KVに迫る。
後半24分にRH大阪はペナルティから敵陣22mでラインアウトを獲得する。
モールから直接パスをうけたバイフ選手が相手選手を吹き飛ばし引きずりながらトライ。
キックを決め、28-28とスコアを戻した。
しかし後半29分に九州KVにじわじわと攻め込まれてしまい、トライを許してしまう。
キックは失敗するが、スコアは28-33となってしまう。
残り10分を残しリードをされるRH大阪。気迫で攻め続け敵陣5mスクラムを獲得する。
後半34分、センタースクラムから外にうまくボールを運び最後は茂野選手がトライ。
一番端の難しい位置のキックを射場選手が決めスコアは35-33となり逆転。
九州KVが最後まで激しいアタックをするが、これをRH大阪がシャットアウトしフルタイムとなった。
RH大阪、九州KV共に非常に気持ちの見える熱い試合を繰り広げた。
昇格を決め多くのファンが見守る中、最終戦は選手にとって非常にプレッシャーの多い試合だったが見事勝利しDiv2で戦っていく決意を示した。
新しい一歩を踏み出した新生レッドハリケーンズ大阪。来シーズンはさらなる厳しい戦いが待っているが、今日見せた気迫をぶつけてDiv2でも優勝を目指して戦っていきたい。
五十野 海大 選手
Q.最終戦で初めてメンバーに選ばれ、勝利を飾ることが出来ました。試合をふりかえっていかがでしたか。
A.このような、ホスト最終戦でユニフォームを頂けたことすごく嬉しかったのですが、それと同時にとてもプレッシャーを感じている自分もいました。しかし、キャプテンを始めとした先輩方や、コーチの方々が、積極的に声をかけて下さり、とても気持ちが楽になりました。そんな中で、ラスト20分と言う時間を頂きました。結果として、100%の実力は発揮出来なかったですが、思い切って試合に臨む事が出来ました。
Q.来シーズンはDiv.2で戦っていくことになりますが、意気込みをお願いします。
A.Div.2では自分の強みを最大限に活かし、チームで活躍出来る存在になります。
呉 嶺太 選手
Q.最終戦勝利を飾ることが出来ました。試合をふりかえっていかがでしたか。
A.前半は自分達のミスで失点につながりうまくいきませんでしたが、後半はリザーブの選手が役割を果たし、シンプルに前に出ることができました。ナイスゲームだったと思います。
Q.来シーズンはDiv.2で戦っていくことになりますが、意気込みをお願いします。
A.あらゆる局面でレベルが上がると思うので、ギアを上げ1日1日を大切に練習に励みます。来シーズンも応援よろしくお願いします!