試合レポート

試合結果・日程

NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022-23 リーグ戦 マツダスカイアクティブズ広島

レッドハリケーンズ大阪

レッドハリケーンズ大阪

72

試合終了

36 前半 5

36 後半 19

24

スカイアクティブズ広島

スカイアクティブズ広島

34日(土曜)14:00-

福山通運ローズスタジアム

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試合レポート

【JRLO2022-23第9節vsマツダスカイアクティブズ広島戦】山本選手 (2)

凍てつくような風は暖かく、少しずつ春の訪れを感じる陽気となった。
前節首位の座を奪還し、その座を譲らないためにも必勝となる試合となる。リーグワン第9節はスカイアクティブズ広島(以降、SA広島)のホストゲーム。広島県は福山通運ローズスタジアムにレッドハリケーンズ大阪(以降、RH大阪)は降り立った。

試合はSA広島のキックオフで始まった。
良いDFから自陣22m付近、RH大阪ボールのスクラムを勝ち取るが、このスクラムでフリーキックを取られ再度ボールを奪われてしまう。このスクラムから右に展開、そのまま右隅にトライを取られてしまう。前半2分0‐5。

しかし前半8分、連続攻撃からパエア選手が右端にキックパス、これを受けた小村選手が前進し内側をサポートしていたボークコリン雷神選手にパス、そのボールはまたすぐに小村選手に渡り右端にトライ。5-5となる。

続くキックオフで小村選手のキャリーにハイタックルが入ってしまう。SA広島の選手にはレッドカードが適用され、小村選手に替わり山本選手が入る。

前半11分、中盤でラインアウトを形成、鶴田(諒)選手がそれを持ち出し山本選手と前へ運ぶ。右端にできたラックから一気に左サイドへ展開し最後は小林選手のトライ。

自陣22m付近のスクラムから左に展開し山本選手がディフェンスを引きつけ小林選手に繋ぐ、一気にゴール前まで運び込みボークコリン雷神選手が近場を攻める。ボークコリン雷神選手を佐藤選手が押し込み最後は鶴田(諒)選手がボールを押さえトライ。呉選手のキックも決まり19-5となる。

前半28分敵陣内、フォワードとバックスが入り混じった連続攻撃でジリジリと前へ出る。ボークコリン雷神選手が横に持ち出しディフェンスを引きつけたところをジェフリーズ選手が入れ代わるようにボールを受け取りトライを決める。26-5。

前半35分にはラインアウトからのアタックをパエア選手が大きくゲインし小林選手、ジェフリーズ選手と細かいパスを繋ぐ。その後大きく展開し最後は山本選手のトライ。
前半ラストプレーではラインアウトからのサインプレーが決まりまたも山本選手が40mを走り切りトライ。36‐5で試合を折り返す。

後半2分、フィールドの真ん中のラックから鶴田(諒)選手が右端へキック、これを山本選手が追いかけ、ラックにプレッシャーをかける。こぼれたボールを呉選手が反応良くセービング。左に展開し吉澤選手がトライ。後半の最初も良いスタートを切れた。

続くキックオフからはSA広島の猛攻を受けるが、サポートが薄くなったところにブリッツ選手がボールを取りに行きそのまま抜け出す。独走状態となり、相手ディフェンスが追いついたところで最後に吉澤選手にパスしトライ。48-5となる。

チャンスは続きラインアウトからパエア選手→杉下選手、またオフロードでパエア選手と繋ぎゴール前まで進む。鶴田(諒)選手が持ち出しブリッツ選手へ長いパス。敵ディフェンスを引きつけ最後は小林選手へラストパス。53-5。

この後一進一退の攻防が続く。
後半15分にはラインアウトモールからトライを取られてしまうが後半20分には途中交代で入ってきた原山選手が快足を見せ左隅へトライし60‐10。
続くプレーでディフェンスの甘いところを突かれ連続ゲインを許し最後はラック付近を抜かれトライされる。

それをやり返すかのように後半27分には山本選手が本日3本目のトライ。
後半34分にはラインアウトモールから出てきたボールをパエア選手から短いパスを受けた射場選手のトライが生まれ72-17となる。

後半38分にトライを許してしまい72-24でノーサイド。

人数が少なくなり前かがみになった敵ディフェンスに対し冷静に対応し、大外でのトライが多くなった試合となった。
ボーナスポイントも勝ち取り快勝。試合終盤の戦い方等、相手に隙を見せてしまう時間もあるのど修正しなければならない課題は多い。
しかし首位の座も維持することができた。次節以降もこの勢いを保ったまま昇格へ向け力を出し切っていきたい。

選手・コーチのコメント

佐藤 大朗 選手

Q.試合を振り返ってみていかがでしたか?
A.相手に早い段階でレッドカードが出てしまい、数的有利な状態で戦う時間が長かったですが、相手ではなく自分たちにフォーカスして戦おうと声を掛け合ってました。
まだまだアタック、ディフェンス共に修正するべき点があり、特にディフェンスは後半の後半に、相手の強いランナーに食い込まれて、得点されるという場面が目立ちました。
ここを改善しなければ、この先のゲーム、入替戦、上のリーグでは戦えないので、しっかりとコーチと話し合い修正して行きたいと思います。
個人的には大怪我から復帰して初めての80分でした。大きな怪我なく終われてよかったです。

Q.次節は4連戦唯一のホストゲームとなります。ファンの皆さんに一言お願いします。
A.ホストゲームでは、本当にみなさんの応援が背中を押してくれている感覚があります。
相手は前回負けてるクリタさんですが、自分たちのラグビーをして、よい内容・よい結果で終われるようにチーム一丸となって頑張ります!熱い応援をよろしくお願いします!

山本 貫太 選手

Q.早いタイミングで交代、そこからPOMを勝ち取りました。どんな心持ちで臨みましたか。
A.今日の試合はリザーブとしての役目を果たそうと決めてました。いい流れ、インパクトを与えれるようにと。早いタイミングでの交代でしたがしっかりと役目をこなせたと思います。

Q.トライをするコツがあればお願いします。
A.味方同士でプレー中にコミュニケーションをとることを常に意識しています。それが今回のトライに繋がったと思います。