気持ちの良い空が広がった。
暖かいとも言える陽気はラグビーをするにも観戦するにも最高の日となりました。NTTジャパンラグビー リーグワン第7節、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪（以降、RH大阪）のホストゲームはヨドコウ桜スタジアムに中国電力レッドレグリオンズ（以降、中国RR）を迎えての試合となった。

中国RRのキックオフで試合開始。
自陣から連続攻撃を仕掛けるRH大阪。今日の試合をどう戦いたいかがよく分かる走り出し。キックを織り交ぜて少しずつ陣地を取る。
前半6分、敵陣5mラインアウトからモール、杉下選手がトライ。川向選手が難しい角度のキックも決めて7‐0。

前半10分、ハーフウェイラインでのスクラムでフリーキックを与えてしまう。中国RRボールをタップしてリスタート。早い仕掛けでゲインしてくる。
戻り切れていないRH大阪のディフェンスラインに対して大きく展開したボールから裏へキック。
これが相手選手にすっぽりと入りインサイドをフォローしている選手に繋がれど真ん中にトライ。振出しに戻る。

しかしここからスクラムで大きな優位性が見えてくる。前半19分、前半24分とスクラムで得たペナルティから敵陣深いラインアウトに繋げ、連続攻撃から杉下選手のトライ。続けてパエア選手の突破からトライと連続トライで21‐7とする。

その後もスクラムでプレッシャーをかけ続け中国RR陣での試合が続く。
前半35分、スクラムのアドバンテージを獲得してキック、ロングパス、オフロードパスを織り交ぜ60m攻め切り最後は山内（俊）選手のトライ。28-7。
前半終盤も果敢に攻めゴール前まで迫るがミスで終えてしまい、そのままハーフタイムとなる。

後半はRH大阪のキックオフでスタート。
スクラムの優位は変わらず後半早々もペナルティを獲得し敵陣に切り込んでいく。ゴールまで10m程のところでラインアウト、10mモールをフォワード全員で押し込んだ島田選手のトライで後半の幕が切って落とされた。
後半6分、中国RRの裏へのキックはゴール付近へ転がる。それを吉澤選手が敵ディフェンスを振り切り22mまで運ぶ。ボークコリン雷神選手が4人5人と弾き飛ばして前進。出てきたボールはパエア選手から大きな弧を描いて外を走る鶴田選手へ。タッチライン際で外に出されそうになるが、内側をフォローしていた杉下選手に繋がる。最後は山内（俊）選手に渡る。100m繋ぎ切ってトライとなった。40-7。

後半15分にはパエア選手の突破から吉澤選手のトライ。

そこから中国RRの連続攻撃が続く。じわじわと自陣深くに入り込んでくる。しかしブリッツ選手がブレイクダウンでの隙を突き2人をめくりあげる。鶴田（諒）選手がそのボールをキックし陣地を大きく挽回。ピンチを脱するが、そこからもじわりじわりと攻め込まれる。たまらず犯したペナルティから自陣5mラインアウト。組まれたモールで押し込まれる。47-14。

その後良い展開は作れるが得点するまで至らない。
そんな中、後半38分に中国RRが自陣から脱しようとキックをしたところ、安田選手がチャージ。浮いた球はすっぽりと原山選手の胸元に入りそのままトライとなる。52-14。

80分を知らせるホーンが響く。このタイミングで痛恨のペナルティ。中国RRの攻撃が続いたがミスからターンオーバー。
呉選手の手に渡ったボールは外に出されてノーサイド、かと思われたが外に展開。大きくゲインを切り連続攻撃が始まる。
最後の攻撃、取り切る気持ちが前面に出たこのアタックは今日一番の勢いを見せた。自陣22mから始まり大きく振り続ける。
次々とサポートが湧いて出てラックを作らずにどんどん繋がっていく。最後は吉澤選手が外を抜けて中央にトライ。59-14でしっかり勝つことができた。
前節の敗北を今節に繋げることができた。

次節はビジターでの試合になります。
2月26日(日)九州電力キューデンヴォルテクスを相手にトップ争いの対決。
Division3優勝に向けて必勝の試合となります。変わらぬご声援宜しくお願いします。