レッドハリケーンズ大阪（以降、RH大阪）のDiv２昇格へ向けたNTTジャパンラグビー リーグワン2022‐23は第２節を迎えた。
中国電力レッドレグリオンズ（以降、中国RR）を相手にシティライトスタジアム（岡山）で今シーズン初のビジターでの試合となる。

キックオフは中国RR。
RH大阪がまっすぐ蹴り返し中国RRの連続攻撃、これに対しオフサイドの反則を取られてしまう。グラウンド真ん中30m付近ペナルティゴールを狙われるが、これが失敗。その後もペナルティが続き自陣から出られない展開となる。

中国RRのキック処理のミスから一気に圧力をかけペナルティ、敵陣ゴール前ラインアウトまで一気に陣地を進める。そして前半13分、そのラインアウトからモールを組み栗原選手がトライ。5-0となる。

しかしペナルティの数は減らず自陣での戦いを強いられる展開から前半20分、自陣ゴール前15m付近からのスクラムが回りこれを利用され左隅にトライされてしまう。キックは外れ5-5。

ここから中盤での攻防が続き前半終了間際、再度中国RR陣地でのラインアウト。ここからコリンボーク雷神選手がライン際にボールを持ち出し大きく前進。連続攻撃からトライかと思われたがグラウンディングが確認できず、アドバンテージをもらっていたペナルティへ戻る。ゴール前ど真ん中でのスクラムはフォワードの力の見せどころ。8人全員で押し切ったスクラムはペナルティトライとなり12-5で前半を終える。

後半のキックオフはRH大阪ボールでスタート。後半は少しずつ継続した攻撃が展開できている。圧力をかけペナルティを獲得し、陣地を前に進める。そして後半8分。敵陣ゴール前ラインアウトモールからタッチ際に押し込みコリンボーク雷神選手のトライ。17-5となる。

その後中盤で攻撃する時間が続く。ゲインラインを取り良いアタックを続ける。しかし肝心のゴール前のスクラムでペナルティを取られてしまい、取り切れない。川向選手の突破やブリッツ選手の突進で良い場面は見られるが決めきれない。

中盤での展開が続く中、後半25分中国RRの攻撃にジョシュ・フェナー選手が飛び出した。自陣22m付近でインターセプト、これを走り切りトライ。22-5と突き放した。

ここから途中交代のメンバーが躍動する。ジョシュ・フェナー選手がラックから持ち出しDFラインを突破。繋ぎのパスに精度を欠いてしまうが山内選手の素早いリアクションでカバーする。このラックで中国ＲＲがペナルティを犯す。 これにすかさず安田選手がボールをタップして再開。大きく前進。ブリッツ選手の突進から最後はコリンボーク雷神選手が走り込んで中央左側にトライ。川向選手のキックも決まり29-5となった。

しかしその直後のキックオフからペナルティを取られてしまう。後半32分自陣ゴール前ラインアウトからモールを組まれこれがトライとなる。29-10。

そこからは敵陣ゴール前でのスクラムで圧倒し、アドバンテージをもらい何度もアタックする。最後にはそのスクラムを押し込んでコリンボーク雷神選手のトライ。34-10で試合終了。

開幕2連勝を飾ることができたが、開幕戦に続きペナルティが多く課題の残る試合となった。
第3節はBYE WEEKとなり、第4節マツダスカイアクティブズ広島をヨドコウ桜スタジアム（大阪）に迎える。勢いをそのままにホストゲームで新年最初の試合で最高の盛り上がりを誓う。