試合レポート

試合結果・日程

NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022 リーグ戦 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

NTTドコモ

NTTドコモ

3

試合終了

0 前半 15

3 後半 19

34

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

327日(日曜)12:00-

新潟市陸上競技場

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試合レポート

【NJRLO第11節 VSクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦】石川選手 (3)

前節、待望の初勝利から1週間があけた3月27日。
リーグワン初となる新潟を舞台に、NTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022 第11節が開催された。
対戦相手は、3月27日現在で2位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(以下、S東京ベイ)。

日本代表の選手だけではなく、各国の代表選手がメンバーに連なり、若い選手も躍動している絶好調中のチームである。
特にアタックが非常に強烈で、どこからでもトライが獲れることから、我慢を強いられる試合が予想できる。
しかし、前節のNECグリーンロケッツ東葛戦では、後半トライを許さなかったNTTドコモレッドハリケーンズ大阪(以下、RH大阪)。
粘り強いディフェンスからのボール奪取、トライ、そして連勝を期待したい。

キックオフは、RH大阪ボール。
開始早々からS東京ベイの怒涛のアタックに防戦一方になるRH大阪。
しかし、持ち味の粘り強いディフェンスが光る。
幾度なく攻め込まれるが、決してトライラインは割られることはない。
約10分間は自陣22m内でのプレーが多いが、幾度もあった危機も見事に回避。

攻め込まれても奪い返してキックで何とか陣地を押し込んでいく。
そのためか、RH大阪がボールを動かす状況が中々ない。
試合目の予想通り、我慢の時間が続く。

点数が動いたのは20分を経ったところだ。
S東京ベイがペナルティキックを成功させ、0-3となる。

何とかトライされず耐えているところ先制点は奪われる形となったが、RH大阪の気迫のこもったディフェンスをし続けた結果とも言える。
そういった意味ではポジティブな失点と感じる。

リスタート後、またもや攻め込まれるRH大阪。
なんとかしのぐが、ペナルティをきっかけにピンチが訪れる。
前半24分、自陣5mのところS東京ベイボールのラインアウト。
モールを組まれ一気に押し込まれ、トライを献上。
コンバージョンキックは外れたが、0-8と点差が広がってしまう。

しかし、ここから前半終了間際まで点差が開くことはない。
RH大阪のディフェンスが、攻撃力のあるS東京ベイを抑え込む形となった。
もちろんすべてがしっかりとしたディフェンスをしているわけではないが、相手がミスをするのもRH大阪のプレッシャーあってのものだと感じる。
そのぐらい気迫のこもったディフェンスを続けている印象がある。

転機が訪れたのは前半39分。
敵陣5m手前の位置でWTB石川のジャッカルが成功し、ペナルティを獲得。
ほぼ前半終了の場面である。トライすることを目的に攻め込むか、3点を獲得して点差を詰めたうえで前半終了するか。
ラグビーこういった場面の時、プレーの選択はフィールドにいる選手たちが自分たちで決めることが多い。※一部を除く。
コーチ陣は観客席で見ているため、自分たちで判断しなければならないのだ。
正直、選択の良し悪しはあるものの、正解はない。

RH大阪がとった選択はタッチキック。
ラインアウトから再開し、トライを取りにいくつもりだ。
しかし、ラインアウトが失敗。相手ボールとなってしまい、自陣まで押し戻される結果となってしまった。
その後、40分を過ぎた時間帯でS東京ベイに攻め込まれてしまい、42分には中央にトライされてしまう。
キックも成功し0-15と点差が離された状態で、前半終了となってしまった。

前半39分の選択に間違いはない。
むしろアグレッシブにチャレンジした結果であると感じる。
まだまだ逆転できる点差なだけに、後半を期待したい。

後半はS東京ベイボールでスタート。
開始早々からRH大阪が攻め込んでいく。
後半2分には、ペナルティを獲得し、ペナルティキックを選択。
FB髙野が見事決め、3点を返し3-15となる。

リスタート後も攻守ともに奮闘するRH大阪。
しかし、後半7分。
スクラムからのパスがS東京ベイ9番に阻まれ、こぼれたボールをトライされてしまう。
キックは外れ、3-20となる。
反撃を期待したところにされたトライだけに精神的にくるものがある。
その後も攻め込まれ、自陣でディフェンスする時間が長くなる。
後半17分には、自陣10m付近ラックサイドからラインブレイクされ、そのままトライを献上。
コンバージョンキックも成功し、3-27と点差を離されてしまう。

何とか点差を詰めていきたいRH大阪。
後半25分、敵陣10m超えたところからRH大阪ボールのラインアウト。
モールを組み、バックスへ展開し、途中出場のFB山本がラインブレイク。
そのまま裏へ蹴りこみ、こぼれたボール再獲得。
パスをもらったNo.8ポールが突破し見事トライ…に見えたが、ここでTMOの判定。
判定の結果、ポールへのパスの前のプレーがペナルティであると判定され、ノートライとなってしまう。
流れもよく、勢いづくきっかけになるようなトライであったために、RH大阪サイドにはため息が漏れる。

あと一歩が本当に遠い。

WTB石川のナイスディフェンスからもう一度敵陣深くでラインアウトのチャンス。
連続攻撃をしかけ少しずつ前進。
いいテンポでアタックし続けるが、無常にもノッコンとなり相手ボールとなってしまう。
残り10分。
どうにか敵陣でプレーし続け、トライを重ねたい。

しかし、その後もペナルティを重ね、一気に自陣5m前まで押し込まれてしまう。
そして後半37分。S東京ベイのラインアウトモールを推されることができず、トライを献上してしまう。
コンバージョンキックも成功し、3-34と大きく離されてしまう。
試合終了間際に、FL繁松が大きくラインブレイク。
トライを取って終わりたいところだが、ボールを落としてしまい、そのまま試合終了の笛が鳴る。

中々チャンスをものにできず、フラストレーションが溜まる試合となってしまった。
しかし、最後のシーンにあったように、ラインブレイクできる力があることは間違いない。
あとはトライまでの精度をあげていくだけ。
残りのシーズン、爆発的なアタックに期待したい。

選手・コーチのコメント

HO フランコ マレー (ゲームキャプテン)

<記者会見コメント>
非常に残念な結果になりました。しかし十分にファイトできていたと思います。特に前半の20分は、相手にスコアさせず、ファイトできていました。また自分たちの個性を発揮できたと思います。
しかし、試合を通してずっとディフェンスをしていたら試合に勝つことはできません。得点を重ねなければいけません。攻撃面に関してはヘッドコーチからもあった通り、チャンスを得点に結びつけることができませんでした。いいプレーがあっても、その後にミスをしてしまうという課題は、シーズンを通しての課題でもあります。ポジティブなプレーがあった後に、しっかりとそこから得点につなげていくようなプレーをしていかないといけません。しかし、その中でも相手に対して自分たちの力を試すということができました。今日の試合の課題をしっかり修正し、次戦以降戦っていきたいと思います。

FL 李 智栄

<記者会見コメント>
今日、私たちがプランしていたプレーを100%行うことができなかったところが課題です。個人的にはタックルなどのディフェンスの面においてチームに勢いを与えようと挑んだのですが、セットピースのところで相手に勢いを与えてしまったところが反省です。