試合レポート
試合結果・日程
プレシーズンマッチ 豊田自動織機シャトルズ愛知

NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
12
試合終了
5 前半 5
7 後半 19
24

豊田自動織機シャトルズ愛知
10月30日(土曜)13:00-
試合レポート

残暑と感じるほどの気温となった10月末。
今シーズン2回目のレッドハリケーンズ大阪(以下、レッドハリケーンズ)の出陣。
対戦相手は、静岡ブルーレブズを下し、古豪東芝ブレイブルーパス東京に善戦した豊田自動織機シャトルズ愛知(以下、シャトルズ)。
新リーグ開幕に向け、負けられない戦いが始まった。
キックオフはシャトルズボール。
初めから激しく体をぶつけあう両者。
前半3分スクラムからペナルティを犯してしまい、自陣5メートルまで押し込まれてします。
シャトルズのモールでトライラインを割られそうになるが、しっかりと守りマイボールペナルティを獲得した。
ハーフライン近くまで陣地を戻し、リスタートさせる。
しかし、何度も攻撃を仕掛けるもシャトルズの分厚い壁が崩せず、またもやペナルティを犯してしまう。
お互い小さなミスやペナルティを犯し、均衡がやぶれない展開が続く。
前半11分、中盤からシャトルズボールでラインアウト。こぼれたボールに反応しきれずピンチを迎えるが吉澤選手のタックルは光り、そしてチームとしても規律が守られボールを奪取することができた。
その後も吉澤選手のステップワークでラインブレイクし、敵陣22m付近まで押し上げ、結果的にマイボールスクラムを獲得。
このいい流れで攻め込みたいレッドハリケーンズ。
しかし、ここでもミスをしてしまい相手にボールを献上し、ハーフウェイラインまで押し戻される結果となった。
前半10分を超えても攻めあぐねるレッドハリケーンズ。
前半20分敵陣5m付近でマイボールラインアウト。
ここでトライをしてこの均衡を破りたいレッドハリケーンズ。
フォワードの選手がポイントの近場を何度も攻めるが、分厚いシャトルズのディフェンスに行く手を阻まれる。
約6分間攻め続けたが、トライ寸前でノットリリースザボールでボールを献上してしまう結果となってしまった。
もう前半30分に差し掛かる時間帯だが、未だ0-0のスコアが動かない均衡した状況が続く。
前半35分レッドハリケーンズボールで何度もアタックを仕掛ける。
フォワードの選手もいい角度でアタックを仕掛け、何度もゲインを図る。
グラウンド左側から、右側まで広くボールを運んだことで外にスペースができ、空いたスペースにリサラ選手がトライ。
ゴールキックは外れてしまったが、5-0とついにスコアが動く。
レッドハリケーンズはこの流れのまま前半を終えたいところ。
シャトルズボールで試合が再開する。
自陣でペナルティを起こしてしまい、自陣5m付近でシャトルズボールのラインアウトとピンチになる。
ここは意地を見せたい。
シャトルズボールのモールを一歩も進ませないほどしっかりと止め、マイボールを獲得。
キックで敵陣に入り、前半終了までにもう1トライを取るため果敢に攻めていくが、シャトルズの圧力にボールを奪われてしまう。
試合終了間際、自陣22m付近からシャトルズボールスクラムで押し込まれ、何度もペナルティを犯してしまうレッドハリケーンズ。
スクラムが崩された状態から、シャトルズのNo.8の選手にラインブレイクされ、トライを献上。
キックは入らなかったが5-5と試合がふりだしに戻ってしまい、前半終了となった。
この雰囲気を引きずることなく後半もアグレッシブに攻めていきたい。
日差しもなくなり、気温が秋らしく落ちてきた中、レッドハリケーンズボールで後半が開始された。
後半開始早々射場選手が大きくラインブレイクし、一気にチャンスを向かえる。
一時は相手にボールを献上してしまうが、シャトルズの猛攻をしっかりと整備されたディフェンスで阻止し、再度チャンスを迎える。
その後も果敢に攻めるがミスをしてしまい、攻めあぐねる結果となってしまった。
後半立ち上がりからミスはあるものの、アグレッシブなアタックを見せるレッドハリケーンズ。
この勢いでスコアしていきたいところである。
前半20分まで互いに攻守が切り替わりながらゲームが進んでいた中、シャトルズがレッドハリケーンズラインの裏側へキックを蹴り、それを獲得した選手に走られ追加得点を許してしまう。キックも成功し、5-12。
レッドハリケーンズボールでリスタート。
これを皮切りに勢いを増すシャトルズ。
この流れを断ち切りたいレッドハリケーンズ。
両者の意地のぶつかり合いが白熱する展開となっている。
後半25分、この均衡が破れる。
レッドハリケーンズが自陣から蹴ったキックのカウンターでシャトルズがテンポよく外側へボールを運ぶ。
完全にスペースを空けてしまう形となり、トライを献上してしまう。コンバージョンキックは外れ5-17。
試合の流れを掌握しているシャトルズ。
後半33分、敵陣5mマイボールラインアウトでトライラインを割りたいレッドハリケーンズのボールを奪い、自陣から攻められる。
ボールを外に外に展開され、三度トライを献上。キックも入り、5-24。
その後も果敢に攻めるものの、前半同様シャトルズの硬い壁に阻まれ、前に進めない時間が続く。
しかし、後半38分スクラムを勝ち取りキックで敵陣5mに侵入。
ラインアウトから硬いモールを組み押し込むことに成功。キックも入り12-24。
残り時間が少ない中でも士気は高まる一方である。
12点という点差、そして残り数分という時間の中ではあるが、誰も諦めていない。
「負けてなるものか」
選手の表情からはそういった意地を感じ取れるほどの気迫である。
しかし、無情にも試合終了の笛が鳴ってしまう。
リーグワン開幕まで残り約2か月。
この敗戦は決してネガティブなものではない。
これを活かして更なる高みへ成長していく。
試合写真

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ゲームキャプテン・フランカー 横山 大輔
いつもレッドハリケーンズ大阪へのご声援ありがとうございます。
まず、今回久しぶりに遠方での試合となりましたが、予定通りゲームを行えたことに感謝致します。
ゲームの内容としては思い通りにプレーできない時間が長く、フラストレーションが溜まるゲーム展開となってしまいました。
その中でも若いメンバーが中心となり、FWはラインアウトやモール、バックスは展開プレー等、自信の持てるプレーも多くありました。
経験という意味ではとても収穫のあるものになったと思います。
まだプレシーズンは始まったばかりですし、次戦まで少し時間があるので、全員で良い準備をしていきます!
引き続き熱い応援よろしくお願いします!
スタンドオフ 射場 大輔
ファンの皆様、いつも応援ありがとうございます。
試合を通して、豊田自動織機シャトルズ愛知さんにアタック、ディフェンス共にプレッシャーをかけられて自分たちのラグビーができず負けてしまいました。
10番としてチームをコントロールできず、勝たせることができなかった自分の実力不足を痛感しております。
1月からのシーズン開幕までに準備期間があるので、個人としてもチームとしてもレベルアップできるようにハードワークします。
引き続き、レッドハリケーンズ大阪の応援よろしくお願いします。