試合レポート
試合結果・日程試合レポート
2020年12月26日(土)プレシーズンマッチ第5戦栗田工業ウォーターガッシュ(以下、栗田)との試合が行われました。この日、当初は広島でマツダブルーズーマーズとの対戦が予定されていましたが対戦チームの都合により中止となり、急遽組まれたゲームとなりました。ゲームメンバーには今週からチームに合流したTJ・ペレナラも早速メンバー入りしシーズン開幕までにチーム力を押し上げるための重要な一戦となりました。
前半、ドコモボールのキックオフで試合が開始されました。最初にチャンスを掴んだのはドコモ。敵陣22m付近の右サイドスクラムから、BKへボールを展開し(15)マーシャルが巧みなハンドオフを使ってディフェンスの裏へ抜け出すと、(13)ソーンダースへつなぎ大きくゲインします。そのボールを素早く捌き、逆サイドへ走り込んだFWが縦へ突進すると、ゴール前のラックから(9)ペレナラが判断よく逆サイドへ持ち出し幸先よく先制トライを奪います。その後、ドコモは栗田の的を絞った素早く前に出るディフェンスに対しミスやペナルティを連続して犯してしまい、自陣でプレーをする時間帯が続きます。すると前半12分、ドコモは自陣22m内の栗田ボールスクラムでペナルティを犯します。そのペナルティから速攻をしかけられ、タックルが甘くなったところトライを奪われてしまい7-7の同点とされます。その後、ドコモは新加入のTJ・ペレナラを起点に素早くボールを展開するラグビーで栗田陣へ攻め込みます。すると、栗田もたまらずペナルティを犯してしまいドコモはゴール前ラインアウトを獲得します。そのラインアウトから、ドコモFWが粘り強くラックサイドを攻め続け少しずつ前進します。FWがラック周辺を攻め続けることで、栗田のBK陣がボールウォッチャーになったところ、視角から縦に走り込んだ(12)トゥアが(9)ペレナラからダイレクトでパスをもらうと、ゴールポスト下へ飛び込みトライを奪います。その後、前半19分にも今シーズン好調のラインアウトモールからトライを奪うなど前半だけで4トライを奪い26-7として前半を折り返します。
後半、ドコモは前半メンバーから大幅に選手を入れ替えて戦います。後半、最初に得点したのもドコモ。後半15分、栗田BKが陣地を挽回しようとキックしたボールをプレシーズン絶好調の(29)スルンガがボールを拾いあげ相手選手を一人かわし約50mを走り切ってトライを奪います。このトライで勢いにのったドコモは、18分にも(28)小林、29分には(20)藤田の連続トライで栗田を突き放します。後半39分には敵陣栗田ボールラインアウトからミスボールを奪うと、FW・BKが一体となり連続攻撃をしかけ22m内まで攻め込みます。敵陣22m内左隅でできたラックから、BKへ展開し外側にできたスペースへ(25)王子が判断よくキックパスを選択し(29)スルンガが滞空時間の高いジャンプで相手選手に競り勝つとそのままゴール右隅へトライを奪います。試合終了間際には、自陣ゴール前ラインアウトから積極的に攻め続け、最後はスルンガがハットトリックとなる3本目のダメ押しのトライを奪いノーサイドとなります。
今日のゲームは当日の長距離移動などでタフなゲームとなりましたが、レッドハリケーンズの2020年を締めくくる良い内容のゲームとなりました。しかし、全体的にはペナルティの多さが目立った試合となりました。トップリーグの試合では容易なペナルティから簡単に得点されるため、チーム全体で規律を守りしペナルティの数を減らさなければなりません。シーズン開幕まで残り少なくなりましたが、そういった細かな部分を修正し準備を進めていきます。
ルーキーで唯一先発出場した 坂本選手
いつも、レッドハリケーンズへのサポートありがとうございます。
今日の試合はトップチームのメンバーとプレーできることを非常に楽しみにしていました。特に世界的スーパースターであるTJと同じグラウンドで試合ができることはとても光栄です。個人的には40分という出場時間で自分の強みであるブレイクダウンや接点であまり良いパフォーマンスを出すことはできませんでした。トップリーグ開幕までの残り僅かとなりましたが、試合で自分の強みを出せるよう練習から取組みたいと思います。
2トライの活躍の トゥア選手
いつもNTTドコモレッドハリケーンズへのサポートありがとうございます。
試合の最初の時間帯は長時間の移動の影響からか、自分達が思うようなプレーをする事が出来ませんでした。その中でもしっかりとコントロールしてプレーをする事でいつも通りのレッドハリケーンズのプレーをする事が出来ました。個人的にはボールを持った時のstrong carryという持ち味が出せてよかったです。引き続きレッドハリケーンズの応援よろしくお願いします。