試合レポート

試合結果・日程

プレシーズンマッチ コカ・コーラレッドスパークス

NTTドコモレッドハリケーンズ大阪

NTTドコモレッドハリケーンズ大阪

24

試合終了

19 前半 12

5 後半 19

31

コカ・コーラ

コカ・コーラ

1219日(土曜)13:00-

非公開(無観客試合)

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試合レポート

【プレシーズンマッチVSコカ・コーラ戦】スルンガ選手 (2)

2020年12月19日(土)プレシーズンマッチ第4戦コカ・コーラレッドスパークス(以下、コーラ)との戦いが行われた。この一戦はこれまでのプレシーズンマッチで出場機会が少なかった選手達が多くメンバー入りし、トップリーグ2021の開幕メンバーに名を連ねるための絶好のアピールの場となった。メンバー入りした選手達は、何としてもこの試合でアピールをしたいところである。

前半はコーラボールのキックオフで試合が開始された。キックオフ直後から激しいディフェンスを仕掛けてくるコーラに対し、ドコモも負けじと一人一人が前へでるアタックを仕掛けていく。すると、コーラが連続してペナルティを犯し、ドコモは敵陣深くまで攻め込みゴール前5mのラインアウトとする。ここ数試合、好調なラインアウトモールから先制点を奪いたいドコモであったが、コーラの上手いディフェンスに阻まれモールを組むことができない。崩れたモールから巡目に展開するも最後はノックオンのミスで先制のチャンスを潰してしまう。この日、コーラの低く素早いタックルとブレイクダウン周辺のプレッシャーに苦戦するドコモ。すると前半13分、ノットリリースザボールのペナルティから自陣22m内のラインアウトとされる。そのラインアウトからFWが密集を攻め込まれ最後は力強いピック&ゴーを止めることができず先制トライを奪われてしまう。早く追いつきたいドコモは、前半23分コーラのペナルティから敵陣22m内、中央付近でスクラムを選択する。そのスクラムを優位に組んだドコモは、(9)井之上から左サイドへ走り込んだ(12)トゥアへ繋ぎ、相手ディフェンスをもろともしない力強い突破でトライを奪い返す。追加点を奪いたいドコモであったがその後、得点したのはコーラ。自陣22m付近でコーラの素早いディフェンスにボールをターンオーバーされると、バックス陣にディフェンスを上手くずらされてトライを奪われてしまう。それでもこの試合で何とかアピールしたい選手たちは前を向く。トライを奪われた直後、敵陣10m付近のドコモボールラインアウトから(4)小島の力強いボールキャリーで前進すると、次々とゲインラインを越えていく。そして最後は(10)バンクスがディフェンスラインのギャップをつき一気にラインブレイクしトライを返す。これで12-12の同点とする。ドコモは37分にもFW・BKが一体となって連続攻撃を仕掛け、最後は決定力のある(11)スルンガがタックルをされながらゴール右隅へ飛び込み逆転トライを奪う。その後、前半終了間際にゴール前まで攻め込まれピンチを迎えるも必死のディフェンスで得点を許さず19-12として前半をリードして折り返す。

後半、風上に立ったドコモボールのキックオフで試合が再開。ドコモは後半の立ち上がりから長い時間を敵陣で過ごすも、細かいミスが重なりなかなか得点を奪うことができない。すると後半17分、アンラッキーな形で失点をしてしまう。敵陣ゴール前付近でコーラが逆サイドへキックパスをしたボールにプレッシャーをかけていた(28)小林の胸に入るかと思われたが、そのボールを落球してしまいコーラにボールを拾われてしまう。そのボールをライン際で上手く繋がれ一気にトライまで運ばれてしまう。その後、タックルが甘くなってきたドコモは後半23分にもコーラに連続してトライを奪われ19-24と再逆転を許してしまう。意地を見せたいドコモは、後半29分にアンストラクチャーから連続攻撃を仕掛け、(28)小林がラインブレイクに成功。サポートに入っていた(11)スルンガがオフロードパスをもらい快速を飛ばしてこの試合2本目となるトライを決める。これで24-24と再び同点とする。一気に逆転したいドコモは、トライ後のキックオフリスタートから連続攻撃を仕掛け敵陣22m付近まで攻め込むも、コーラの低いタックルにノックオンを犯してしまいチャンスを潰してしまう。すると後半34分、コーラ自陣から外側にできたスペースへボールを大きく展開されラインブレイクを許し50mを走られ再々逆転のトライを許してしまう。その後ドコモは、試合終了間際まで攻め続けるも簡単なミスが続き得点できずそのままノーサイドとなる。

これでプレシーズンマッチ初めての敗戦となったが悲観的になる必要はない。シーズン開幕前に上手くいかない事が経験できた事は逆にプラス材料となる。この試合ででた課題をしっかり修正しシーズン開幕に向けてチーム一丸となって更に準備を進めていきたい。

選手・コーチのコメント

80分間フル出場の 西川選手

ファンの皆様、今回の試合は動画配信ができない中ではありましたが、沢山の応援、メッセージありがとうございました。個人として、この試合はスクラムは8人のまとまりと、相手に接点で絶対に負けない気持ちで挑みました。
試合は負けてしまいましたが、意識していたスクラム面では、優位に立てました。ですが、個人としても、チームとしてもミスが多く、なかなかリズムを掴む事ができず、課題が残る試合となりました。開幕まで残りわずかな期間となりますが、しっかり修正しさらにレベルアップしたいと思います。
これからも、レッドハリケーンズの応援よろしくお願い致します。

ゲームキャプテンとしてチームを纏めた バンクス選手

いつもNTTドコモレッドハリケーンズへのサポートありがとうございます。
コカ・コーラ戦は惜しい試合だったためとても悔しいです。試合はいい時間帯もありましたが、ミスが重なったことや、コーラさんのプレーがとても良かったため失点してしまいました。試合を通して、自分達でチャンスを作ることもでき、またスキルが必要な場面でもチームがうまく連携し、いいトライも何本か取れました。個人としてもチームとしても、この試合から学び、次の試合に活かせられるようにしたいと思います。