試合レポート

試合結果・日程

トップリーグ 東芝ブレイブルーパス

レッドハリケーンズ大阪

レッドハリケーンズ大阪

21

試合終了

7 前半 8

14 後半 31

39

東芝

東芝

118日(土曜)14:00-

東大阪市花園ラグビー場

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試合レポート

【TL2020第2節 vs 東芝】金(廉)選手

TOPリーグ2020第2節は開幕戦の歓喜の逆転勝利から中5日で試合が行われた。対戦相手はラグビーワ-ルドカップ2019大会で日本代表キャプテンを務めたリーチ・マイケルを擁する東芝ブレイブルーパスとの対戦である。フィジカルバトルを売りとする東芝に対し、レッドハリケーンズがそのフィジカルバトルにどのようにして戦うかが勝敗の分かれ目となる一戦となった。

前半、風下にたった東芝ボールのキックオフで試合が開始された。レッドハリケーンズは開始早々から素早く前に出るディフェンスで東芝の攻撃の芽を潰していく。すると、自陣で獲得したペナルティを(10)バンクスのロングキックで敵陣深くでラインアウトを獲得する。そのラインアウトボールをきっちりキープしバックスへ展開する。力強い攻撃が魅力の両CTBの突破から徐々にゴール前へ前進していく。そして最後は(4)杉下の突破から(3)金(廉)へのオフロードパスが繋がり先制のトライを奪う。開幕戦の逆転勝利の勢いのままレッドハリケーンズのペースで試合が進むと思われたが前半10分、自陣でペナルティを犯してしまいPGを決められ3点を返される。3点を返した東芝が徐々に落ち着きを取り戻しここから本領を発揮する。東芝の強みであるスクラムでプレッシャーを掛け続けられ自陣で戦う時間帯が多くなってくる。すると前半31分、スクラムでのペナルティの繰り返しで交代したばかりの西川がシンビンとなり10分間の一時的退場となる。14人と厳しい戦いを強いられるが東芝の猛攻に対し、必死に体を張ったディフェンスで何とか得点を許さない。しかし、前半終了間際の40分に東芝にトライを許し7-8と東芝リードで前半を折り返す。

1点差を追うレッドハリケーンズは後半、風下での戦いとなる。前半、スクラムで東芝にプレッシャーを掛けられたが、ブレイクダウンでのフィジカルバトルでは互角に戦えていたので、スクラム以外の戦える部分で勝機を見出して戦いところである。しかし後半に入っても東芝の強力なスクラムを止められずペナルティを犯しまたしても自陣でプレーする時間が多くなる。すると後半9分、東芝バックス陣の華麗なパス回しからゴール中央へトライを許し突き放される。その後も東芝に1トライを奪われ7-20とする。レッドハリケーンズは何とか得点差を縮めたい後半18分、東芝のワイドに展開するロングパスを外側から冷静にディフェンスしていた(11)小林がインターセプトし60mを走りきりトライを奪う。これで1トライ1ゴールで逆転できる点差まで歩み寄る。しかしその後のキックオフリターンボールでまさかの落とし穴が待っていた。陣地を回復させようと(15)山本がロングキックを試みるも、そのキックが東芝の選手にチャージされそのままインゴールでボールを抑えられ簡単にトライを許してしまう。その後、両チームとも1トライずつを重ね21-32とする。レッドハリケーンズは後半終了間際、敗戦となっても何とか7点差以内としてBPを獲得するためにトライを奪いに攻め続ける。しかし、東芝の強力なディフェンスを崩すことができずに最後はターンオーバーされてトライを与えてしまう。BPを獲得したかったレッドハリケーンズであったが、逆に東芝に3トライ差以上をつけられBPを与えてしまいノーサイドの笛がなった。

試合終了後、マイケル・ブリュワーHCは今日の試合は負けた事は残念だがフィジカルが強い東芝を相手に選手たちはよくフィジカルバトルを戦ったとコメントした。これで開幕から1勝1敗として、次節福岡県のグローバルアリーナにて宗像サニックスブルースとの戦いが待っている。アウェイではあるものの、今週出た課題のスクラムをしっかり修正して勝利をものにしたい。

選手・コーチのコメント

先制トライをあげた 金(廉)選手

いつもレッドハリケーンズの応援、サポートありがとうございます。
まずはトップリーグのグランドに立つ事ができてとても嬉しく思います。
今日の試合はいい準備をして東芝さん相手に何か爪痕を残そうと思い強い気持ちで試合に臨みました。接点では通用した所が沢山あったのですが、スクラムで圧倒されゲームの流れをドコモに持って行く事ができませんでした。
敗戦はしましたが、切り替えて次節に向けて今回でた反省を修正し、チームに良い影響を与えれるよう頑張りたいと思います。
これからも会場に足を運んでいただき熱い応援をよろしくお願いいたします!

力強いコンタクトでチームに勢いを与えた トゥア選手

いつも熱い応援をしていただきありがとうございます。
この1年間、トップリーグの試合に出場することを目標にハードワークしてきました。
今回先発メンバーに選ばれて自分の力がどれだけ通用するのかとても楽しみでワクワクしていました。
試合前の1週間は、ボールアタックとディフェンスを特に頑張って練習して試合の臨みました。試合ではその練習の成果を発揮することができ沢山ゲインラインを突破できました。また初トライも取れてチームに貢献できた事を嬉しく思います。今日の試合で得点が動かず、我慢の時間を迎えた時の皆様の応援は何よりもパワーが出ました。
今日の試合は負けてはしまいましたが、フィジカルバトルでは相手チームには劣っていませんでした。
これからも、ベストパフォーマンスが出せるよう常に100%の力で練習をして次のステップにつなげていきます。
僕の力強いアイランダーラグビーを是非会場で見て下さい。今後とも応援よろしくお願いします!! Malo aupito