試合レポート
試合結果・日程
トップリーグ 三菱重工相模原ダイナボアーズ

NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
31
試合終了
12 前半 17
19 後半 7
24

三菱重工
1月12日(日曜)14:00-
試合レポート

2シーズン前の入替戦敗戦の悔しさから再びこの舞台に戻ってきた。2020年1月12日(日)ジャパンラグビートップリーグ2020がいよいよ開幕し、再昇格組同士の三菱重工相模原ダイナボアーズとの試合が行われた。試合前日のミーティングでは、茂野キャプテンからジャージを着るメンバーに対し、ノーゲームメンバーの思いを背負い今シーズンのスローガンである「Beleive」を胸に楽しんで試合を戦って欲しいとコメントがあった。開幕戦をしっかりと勝ち切りベスト8以上の目標達成に向けスタートダッシュを決めなければならない非常に重要な戦いである。
試合メンバーにはトップリーグで初めて戦う選手も数多く、緊張感に包まれたなかレッドハリケーンズボールのキックオフで試合が開始された。開幕戦は想定もしないことがよく起こる。前半6分、経験豊富な(15)フィルヨーンのキックがチャージされダイナボアーズにボールを奪われる。そこからレッドハリケーンズのDFが内によったところを大外に展開され先制のトライを許してしまう。前半13分にもダイナボアーズの素早く前にでるアタックに、たまらず自陣でオフサイドの反則を犯してしまいPGを決められ0‐10と突き放される。この得点後、試合序盤から浮足立っていたメンバー達も徐々に冷静さを取り戻し自分達の形で攻撃ができるようになる。すると前半19分、敵陣深くまで攻め込み最後は大外に空いたスペースへ(12)パエアのキックパスを(11)山本がダイレクトキャッチしトライを返す。このままレッドハリケーンズのペースで試合を運びたいところであったが、度重なる反則でなかなかペースを掴むことができない。すると前半30分、再びダイナボアーズにトライを与えてしまう。少しでも得点差を縮めて後半勝負にでたいレッドハリケーンズは、前半終了間際の43分、敵陣深くの連続攻撃から(14)小林がゴール右隅に飛び込み12-17として、後半の反撃に期待が持てるなか前半を終えた。
運命の後半。点差は1トライ差の5点差。後半最初から、スクラムハーフを(9)浜野から(21)秦(一)へ交代させ試合のテンポアップを図る。すると後半5分、今期レッドハリケーンズの期待の新戦力でNZ代表24capを誇る(8)スクワイアが敵陣10m付近から強力な突破で抜け出しそのままゴールポスト右へ同点のトライを決める。トライ後のコンバージョンキックも成功させ、19-17とこの試合初めてのリードを奪う。その後、レッドハリケーンズペースで試合が進むかと思われたがダイナボアーズも意地を見せる。後半17分再びリードを許すトライを奪われ19-24とされる。その後15分間は一進一退の攻防が続く。すると、レッドハリケーンズは後半32分に敵陣深くまで攻め込むと(10)バンクスのキックパスをこの試合、再三チャンスメイクをしていた(6)エラスマスがキャッチし相手選手のタックルを受けながらも、サポートに入っていた(11)山本へオフロードパスを繋ぎこの日2トライ目となる同点トライを奪う。同点後もレッドハリケーンズは、敵陣深くで攻め続け後半37分再逆転となる歓喜のトライを(15)フィルヨーンが決めて最終スコアを31-24として開幕戦のシーソーゲームをものにした。
試合終了後、マイケル・ブリュワーHCは今日の試合はどちらに転ぶかわからない試合展開だったとコメントした。次節は強力なフィジカルが武器の東芝ブレイブルーパスとの戦いとなる。開幕戦ででた課題を今週の練習で修正し最高の準備をして次節に臨みたい。
試合写真

【TL2020第1節 vs 三菱重工相模原】入場

【TL2020第1節 vs 三菱重工相模原】入場 (2)

【TL2020第1節 vs 三菱重工相模原】牛原選手

【TL2020第1節 vs 三菱重工相模原】浜野選手

【TL2020第1節 vs 三菱重工相模原】杉下選手

【TL2020第1節 vs 三菱重工相模原】ミーウィット選手

【TL2020第1節 vs 三菱重工相模原】李選手

【TL2020第1節 vs 三菱重工相模原】ミーウィット選手 (2)

【TL2020第1節 vs 三菱重工相模原】金(廉)選手

【TL2020第1節 vs 三菱重工相模原】エラスマス選手

【TL2020第1節 vs 三菱重工相模原】李選手 (2)
ゲームキャプテンとしてチームを纏めた 金(勇)選手
本日はたくさんの応援ありがとうございました。
2年ぶりのトップリーグの舞台、我々の本拠地である大阪での開幕戦という事で何がなんでも勝利したいと強く思い試合に臨みました。ゲームキャプテンとしてはみんなを落ち着かす意味でも早い時間帯で先制点が欲しかったです。我々が望んでいた試合展開としては、敵陣でプレーする時間を増やし試合を優位に進めること。また、早いテンポでスペースにボールを動かして積極的にトライを狙いに行くことでした。しかし、ブレイクダウンで相手に圧力をかけられ思うように攻撃を継続する事ができず、ディフェンスの局面では相手の準備してきたプレーやキープレイヤーの個人技にやられ、良い形でトライを取られてしまいました。結果としてなんとか勝ちきることが出来ましたが、満足できる内容ではなく反省点や修正点がたくさん見つかったので、それらを伸び代と捉え次節に向け前向きにに準備していきたいと思います。引き続きレッドハリケーンズへの応援宜しくお願いします。
■ファンの皆様へ
入場時や試合中、ハーフタイムの時も皆さまの大きな声援が何度も何度も聞こえてきました。それは確実に我々の力となり、しんどい時間帯も乗り越える事が出来ました。本当にありがとうございました。
安定したセットプレーで勝利に貢献した 西川選手
いつもレッドハリケーンズの応援ありがとうございます。
子供の頃からの憧れであったトップリーグという大舞台に立つことができて、とても嬉しく思いました!また、試合に出る責任感を感じ、自分の出来ること、するべき事を確実にしようと心がけて挑みました。開幕戦と言う事もあり、プレーが硬くなかなかドコモの流れに持ち込めなかったが、その中でも、セットプレーを意識してする事ができました。次戦では、今回の反省を活かし、1週間しっかり準備をしてチームに良い流れを作れるようなプレーができるように頑張ります!!
今後とも応援よろしくお願いします!!