試合レポート
試合結果・日程試合レポート
梅雨時期にもかかわらず、暑い日差しが照りつける6月24日。千葉二俣新町にあるNTTコミュニケーションズシャイニングアークスグラウンドで第46回NTT大会が開催された。
それすなわち何を意味するか。NTTグループで雌雄を決するシャイニングアークスとの戦いである。
レッドハリケーンズは今シーズン初めてとなるゲームであり、昨シーズンの快進撃はあったものの、チームの中でも若干の不安と期待が入り混じる中、キックオフのホイッスルが鳴った。
開始早々、レッドハリケーンズが敵陣ゴール前まで攻めたてる。しかしトライまであと一歩というところで、届かない。うってかわり開始9分シャイニングアークスの優勢にあるスクラムから8番がサイド攻撃を仕掛け、あっという間に大きく外まで展開しトライ。一瞬チームに嫌な予感がよぎる。まさか、昨シーズンまでの積み上げは心配していた通りになってしまうのか。しかし、そんな思いは選手のプレーで払拭された。16分負けじとパエアがラインブレイクしボールをつなぐと茂野がトライを決めた。以降はお互い激しいプレー続き、なかなか得点に動きがなかったが、シャイニングアークスが1つトライし、レッドハリケーンズが2つトライを返し、結果前半戦は19-14とレッドハリケーンズ優勢で折り返すことができた。
後半、流れはレッドハリケーンズにあると思っていたが、開始3分自ら犯したペナルティにつけこまれ、トライを許す。このトライを皮切りに、後半5分には、キックオフからノーホイッスルトライを取られるなど、合計5本のトライを獲得しシャイニングアークスが昨シーズントップリーグ5位の実力を見せた。
最終スコアは19-43で敗北となった。ノーサイド後の円陣では、不安や憤りに耐える選手もいるように見えた。
しかし、シーズンは始まったばかり。そして、本ゲームでも修正点ばかりではなく、前半戦優勢に戦えた「通用する戦略」がチームにしっかりと浸透していることが確認できた。
翌週7月1日の栗田工業戦、そしてサマーキャンプでの3連戦でしっかりと「トップ8」を確実なものにすべく、レッドハリケーンズは戦い続ける。
スクラムリーダー 北島選手
■2017-2018シーズン初の試合を終えて
今日の試合は、前半の立ち上がりからスクラムで相手からプレッシャーを受ける苦しい展開でした。しかし、劣勢ばかりでもなく、春から特に重視して鍛錬してきたアタックシステムが機能し、トライにつなげられたことは、何よりの収穫だったと感じます。ただし、前述のとおり、スクラムでは終始プレッシャーをかけられてしまったことは8月の開幕までにしっかりと軌道修正し、改善していけるようトレーニングをしていきたいと思います。
■ファンの皆様へ
残りの春シーズンと夏合宿、開幕まで残された時間は短いと感じています。しっかりとトレーニングに励み、トップリーグ開幕には皆さんに「強いレッドハリケーンズ」をご覧いただき、「勝利」と「喜び」をお届けしたいと思っております。チーム一丸となって頑張りますので、引き続き熱い応援どうぞよろしくお願いします!