試合レポート

試合結果・日程

トップリーグ NECグリーンロケッツ

レッドハリケーンズ大阪

レッドハリケーンズ大阪

16

試合終了

10 前半 0

6 後半 13

13

NEC

NEC

1224日(日曜)11:30-

秩父宮ラグビー場

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試合レポート

【TL第13節 vs NEC】渡辺選手②

いよいよ大詰め、2017-2018シーズンジャパントップリーグ最終節を迎えたレッドハリケーンズ。カンファレンス順位は現時点では7位。しかし6位のクボタスピアーズとは勝点ど同点、得失点差12でドコモが下回っている状況である。勝てば入替戦リーグ回避の大きなチャンス、負ければ入替戦リーグ進出といった大一番である。
選手・コーチも今シーズン一番といっていいほど気合がみなぎっていた。
そして運命のホイッスル。前半3分、ドコモが魅せた。敵陣22mまでじりじりとフェーズを重ね、相手の一瞬の隙をついてイオンギがラックからボールを持ちだしそのまま独走で先制トライを獲得。ゴールも成功しスタートダッシュを決めた。その後NECのブレイクダウンにも負けず試合を運び、前半終了前にはさらにペナルティゴールで3点を追加。前半終了時には10-0と最高の形で折り返すことに成功していた。
ハーフタイムでも気の抜けない試合になることは、選手たちの表情からも読み取れた。
迎えた後半、ドコモの悪いところが出た。規律を守れず、早々にペナルティゴールを許すと、勢いに乗ったNECにモールで押し込まれ、トライを許してしまった。さらに追加のペナルティゴールも決められ、後半終盤を迎えるころには13-10と逆転されてしまったのである。残り約10分。ドコモも果敢にトライを目指すが、相手の屈強なディフェンスを打ち破れない。ただ時間だけが過ぎていく。いつもならここで終了となるラストワンプレーでドコモが一年間の集大成を見せた。敵陣22mでスクラムとなった時、FW第1列でおよそ1tともいわれる重量のスクラムを気合で押し返し、相手からペナルティを奪い取ると、フィルヨーンがペナルティゴールをきっちりと仕留め最終節はノーサイドとなった。
結局トライは一つしか取れなかったが、前半の勢いさらにはイオンギの好判断によるトライが勝利への架け橋となった。
この結果を受け、一旦はカンファレンス内6位へ浮上したものの、同日13時から行われたクボタVSコムの試合は、接戦の末クボタが勝利し、再度カンファレンス内順位を7位に落として、シーズンのリーグ戦は幕を閉じた。
今回の試合を終えて確実に力が上がってきていることは会場の誰もが感じたのではないだろうか。
1月から始まる順位決定戦では入替戦リーグに回ってしまったものの、しっかりと結果をのこし、来シーズンのトップリーグ残留を目指していきたい。

選手・コーチのコメント

渡辺選手 フル出場

■試合を終えて
久しぶりにスターティングメンバーとして出場し、80分フルで戦えたこととてもうれしく思っています。前節から一週間、良い準備ができた結果、全員が80分間集中して戦い抜き、逆転勝利につながったと思います。
個人的にはトライを取り切りたかったという悔いもありますが、チームとして良いシーンを多く作れたので、非常に試合を楽しむことができました。
ただ、順位決定戦では入替戦リーグに回ってしまったことは悔しいですが、しっかりとトップリーグ残留を果たし、来季に繋げていきたいと思っていますので、引き続き応援よろしくお願い致します。