試合レポート
試合結果・日程試合レポート
悪い流れが断ち切れなかった。
2017年12月9日に豊田スタジアムで行われたトヨタ自動車ヴェルブリッツ戦。ウインドウマンス明け、リコーに敗北し早く勝ち点を増やしていきたいドコモとしては、焦っていないといえば嘘になる。一刻も早く、一点でも多く勝ち点を積み重ねていきたいという思いの中、今節非常に調子のよいトヨタ自動車に対し、勝ちきれるか楽しみな一戦でもあった。また試合の行われたスタジアムは非常に環境もよく、最高の舞台で重要な一戦を迎えた。
前半早々、一週間準備してきた成果が表れた。イオンギの強力なアタックから、パエア⇒フィルヨーン⇒パエアと繋ぎ先制トライ。しかし相手は強豪トヨタ。すんなり得点を増やせず取って取られてのシーソーゲームのまま前半を折り返す。スコアにして15-17。この時点でチーム同士に優劣はないように見て取れた。
ハーフタイム、前半を振り返るダヴィHCからは「反則の多さ」について指示がでた。ただし、試合展開は悪くないと。
迎えた後半、相手も思ったよりスコアが離れておらず焦りが出たのか、立て続けにミスをしてしまい、ドコモがペナルティゴールで18-17と逆転に成功した。しかし、一瞬だが「勝利」がよぎってしまったのか、軽率な反則をしてしまい流れは完全にトヨタに行ってしまった。気づけばスコアは18-46と大きく離され、ボーナスポイントの獲得にも至らなかった。
あくまで結果だけ見れば、大きく点差が開きよくない試合だったようにも見られるが、それだけではない。準備してきた方向性の正しさや自分たちの自力はしっかりと確認できた。
向かえる次節12月16日の豊田自動織機戦をきっちり勝ちきり、希みをつなげたい。
金選手 フル出場
■試合について
リコーに敗北してからトヨタ戦まで、敵陣に攻め込んだときの決定力と自陣でのディフェンスシステムが課題として見つかったので、その2点に注力して準備をしてきました。
アタックではキックを有効に使い、トヨタの大きいFWを前後左右に走らせ、突破を図ることや、新たなサインプレーなども準備しました。
ディフェンスでは、システムによって決められた動きではなく、瞬時に判断する事、それによって得た情報を素早く伝達し、チーム一丸となってディフェンスする事を意識してきました。
試合は後半出だしまで、準備してきたプレーがうまくいったこともあり、自分たちの思い通りに試合を運べましたが、自らのミスや不用意な反則から流れを失ってしまい、トヨタの強力なアタックに受け身になったことで、敗北してしまいました。
■次節に向けて
チームとして、攻守の切り替えの場面で集中力を高める必要があると考えています。また、反則の数も多すぎます。レフリーと上手くコミュニケーションをしたり、レフリングの癖を見抜き適応することも今後勝利を目指すうえで重要だと感じています。
■ファンのみなさまへ
ウインドウマンスが明けて、2連敗となってしまい、いつも応援してくださるファンのみなさまには申し訳ない気持ちでいっぱいです。リーグ戦も残すところあと2試合となりました。必ず「熱い」試合をお届けいたしますので、ぜひ試合会場に足を運んでいただき、共に勝利の喜びを分かち合いましょう!