試合レポート
試合結果・日程試合レポート
NTTダービーの始まり、それは同時に今シーズンの行く末を決める重要な一戦でもある。2017年10月7日、小雨のなか新たな試合会場での楽しみ方「VR」や「ドローン空撮」等メインゲームを盛り上げるたくさんのイベントが催される中、昨シーズン5位まで上り詰めたシャイニングアークスから虎視眈々と勝利を狙うレッドハリケーンズの大一番が始まった。お互い「NTT」の看板を背負った東西対決となる今節では、両チーム選手たちも緊張感の中にただならぬ闘志を燃やしていた。
前半、コムボールでキックオフ。そのボールをあっという間にドコモがノーホイッスルで敵陣ゴール前まで持ち込み、相手もたまらず反則。フィルヨーンのペナルティーゴールが決まりドコモ先制でスタートした。しかし、この得点によりコムも落ち着きを取り戻す。8分勢いそのままドコモがターンオーバーボールをキックで陣地を稼ごうとしたが、チャージされそのまま外側にコムが素早く展開、トライで返し3-5とする。その後、膠着状態が続く中、我慢できなかったのはコム。前半27分・39分と立て続けに反則をしてしまい、得点のチャンスを許す。しかし、フィルヨーンもプレッシャーを感じたのか1本はずし6-7のまま前半終了かと思われたその時、新加入ライアン・カンコウスキー選手がイオンギのターンオーバーから素早くボールに反応し、俊足を生かしおよそ70mを走り切りトライ。前半13-7と優勢のまま折り返すことに成功した。
ハーフタイム。ダヴィHCからも激が飛ぶ。それは今節における「勝利」への執着心がそうさせている。
運命の後半。ぬかるんだグラウンドと前半でのプレッシャーもあり、選手のアタックもなかなかうまく決まらない。そんな一瞬の隙を見逃さず、6分コムFW選手が縦攻撃でラインブレイク。そのまま外側にパスをまわしトライを獲得。立て続けに18分相手ハーフの動きについてゆけず、内外とパスを回され追加のトライを許す。ペナルティゴールも追加しスコアは13-22とリードされてしまう。残り20分。ドコモも必死に食らいつく。26分佐藤(善)のハイパントをフィルヨーンが競い相手にプレッシャーをかけそのルーズボールを自ら処理しトライ、スコアは18-22。もうどちらが勝利を手にしてもおかしくない残り5分。相手ハーフのキックボールを上手く処理できず、大きくエリアを押し戻された後、ディフェンスが戻り切れず大きく外側にキックパスを通され、トライを許すと共に、敗北のホーンが鳴り響き、惜しくも勝利を逃した。最終スコアは18-27。
3連勝の後の2連敗。選手のモチベーションコントロールも難しいところではあるが、まだ半分を折り返したばかり。次節東芝ブレイブルーパスとの試合勝利に向け、一週間を有意義に過ごす。
トップリーグ初キャップ 久内選手
本日は応援ありがとうございました!
トップリーグデビューということもあり、正直緊張感はマックスでした。しかし、ピッチでは落ち着いてプレーできたと実感しています。ファーストプレーで味方と接触してしまい、そのミスから相手のトライに繋がってしまったことが悔やまれますが、まだまだシーズンは折り返しを迎えたばかりです。残りの6戦、しっかりと切り替え1勝でも多く勝利して、応援いただく皆様へ恩返しできるようまた、自分自身も活躍できるよう頑張っていきますので、より一層のご声援宜しくお願い致します。