試合レポート

試合結果・日程

トップリーグ クボタスピアーズ

レッドハリケーンズ大阪

レッドハリケーンズ大阪

24

試合終了

17 前半 17

7 後半 28

45

クボタ

クボタ

826日(土曜)16:30-

パロマ瑞穂ラグビー場

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試合レポート

【TL第2節 vs クボタ】秦(啓)選手②

2017年8月26日、まだまだ暑さが残り世間は夏休み最後の土休日を楽しむなか、愛知・パロマ瑞穂ラグビー場でクボタスピアーズとの戦いが行われた。この日を迎えるにあたり開幕戦の敗北から課題を修正し、十分なほどコミュニケーションをとってきた選手たちのエナジーも満点といった表情が伺えた。
試合開始早々、ドコモがクボタを攻めたてる。開始2分に相手のペナルティからキックを選択。才口が確実に決め先制する。そして、12分。再度相手のペナルティからキックを選択。距離は40メートル。前節でキックミスから流れが変わってしまったシーンも同じくロングのペナルティゴール失敗からだったことが頭をよぎる。早くも流れを引き寄せるチャンスだったが、悪い予感は的中した。前半では多くないであろう得点のチャンスを逃してしまった。そこから、クボタもチャンスと見て激しく攻めたて、ウイングがラインを切り裂く華麗な先制トライを見せる。しかし、流れは動かない。ドコモもフィルヨーンのロングキックを生かし敵陣ゴール前まで短時間で攻め、ラインアウトからモールを押し切り、トップリーグ初得点となる岡部がトライを決める。その後相手にペナルティゴールを与えてしまうも、流れはどちらかといえばドコモ優勢で試合は進み、前半26分にも敵陣まできっちり攻め込み一瞬の隙を見逃さずパエアがトライ。このまま優勢で前半を折り返せると会場が感じたその時、自陣でのペナルティから相手がクイックスタート。ついていけず前半終了2分前、同点のトライを許してしまった。
流れを断ち切られた状態で後半を迎えなければならないドコモと流れを断ち切った状態のクボタ。精神的な優位性は相手チームにあるかと心配されたが、後半開始早々ドコモが怒りの反撃に出た。イエロメの好タックルから相手がボールをこぼす。ルーズボールを土屋が素早く処理し独走トライ。いい流れで後半をスタートできたと誰もが感じていた。しかし、相手の規律あるプレーで自陣までじっくりと陣地を侵食され、またもや同点のトライを許してしまう。以降両者譲らず、お互いハードワークによる激しい攻防で得点は動かずにいた。
そして、後半約25分が経過したとき、ドコモの足が止まった。また、足がつってしまう選手続出。その一瞬を見逃さずクボタが猛攻。後半25分まで点差もさほど開いておらず、どちらに転ぶかわからないゲームだったが、このタイミングでドコモが失点。残りの時間粘るも、流れをとり戻すことはできず、立て続けに得点を許し、最終スコアは24-45と勝利の女神はクボタに軍配をあげた。
開幕から二連敗と悪い流れが続くなか、次節鹿児島県鴨池陸上競技場にてコカコーラレッドスパークスとの戦いが待っている。アウェイではあるものの、しっかりと勝利し悪い流れを断ち切らなければ、シーズン通しての目標である「ベスト8以上」の達成が難しくなることは言うまでもない。

選手・コーチのコメント

トップリーグデビュー 秦 啓祐選手

いつもレッドハリケーンズの応援ありがとうございます。本日のクボタ戦では、若手らしく思い切りの良いプレーを続け、チームに勢いを与えることで、勝利に貢献しようと試合に臨みました。しかし、トップリーグデビューのプレッシャーは緊張として現れ、前半20分ほどは動きが固くなってしまい、相手に失点を許してしまいました。ただ、それ以降は緊張も「いい緊張」に変わり、自分らしいプレーができたと実感しています。個人的には、後半残り15分ほどを迎えると完全に足が止まってしまい、体力面でも修正すべき課題が明確となりました。

試合は敗北しましたが、開幕の神戸製鋼戦より確実に内容がよくなってきています。シーズンも始まったばかりで、これからまだ長いリーグ戦が続くことから、次のコカ・コーラ戦に向けて、しっかりと準備をするとともに、1試合でも早くファンの皆様とともに勝利を味わいたいと思います。引き続き熱い応援、よろしくお願いします。