スペシャル

NTTドコモシンボルチーム・選手INTERVIEW

世界を舞台に戦えるトップアスリートになるために

山田選手は世界レベルで戦う機会が多いですが、世界で勝つためには何が必要だと思いますか。

山田
緊張との向き合い方ですかね。あと、いかに周りを気にせず自分の準備に集中できるかというところだと思います。あとは練習じゃないですか。練習時間や練習の質、そういうのも全部含めてですね。
個人的には、スポーツの結果に偶然はなく、すべて必然的に起こるものだと考えています。それまでの準備が全てを決める。それをやっているかどうかの違いだと思います。
リオ2016パラリンピック レース後の山田選手

レッドハリケーンズにも日本代表に選抜された選手がいますが、そうなるには何が必要だと感じますか。

渡辺
まず、チームそのものがトップリーグに在籍していることが第一だと思います。そうでないと、そもそも目に止まらない。そこで活躍できる環境、チーム状態でないと駄目。
個人としては、そういうチームの中で活躍することは当然として、選考する監督やチームの監督が求めるものを100パーセント体現できる、どんな要求にも適応できる能力があれば選出されていくんじゃないかと思います。

普及活動を通じて、夢を持つことの大切さを伝えたい

レッドハリケーンズの選手は、定期的に子ども向けにラグビー教室を開いたり、夢事業などを行っていますが、子どもたちと接してみて、どんなことを感じますか。

渡辺
普及活動に行くと、僕たちに対して一つ一つ反応があるので、すごく楽しそう、すごく純粋だと感じます。

その子どもたちに接する際、どういうことを感じたり、考えてたりしてほしいと思っていますか。

渡辺
夢を持つことの大切さや楽しさですね。スポーツドキュメンタリーの影響なのか、最近は、小さいときから親御さんたちが子供に何をやらせるか決まってしまっていたりしますが、夢は別に一つじゃなくても良いし、何でもいいと思うんです。
僕はラグビーを普及しに行くので、最終的にはラグビー選手になってもらいたいんですが、僕自身、小さい時から夢なんて何度も変わっています。だから、まずは夢を持つことの大切さ、夢に向かって頑張ることを知ってもらって、その上で、夢は別にいつ何時変わってもいいんだ、ということを知ってほしいなというのを念頭に置いています。

山田選手は子供たちへの普及活動でどんなことをされていますか。

山田
主に中学や高校で講演をさせてもらっています。実際に泳ぐことはあまりないですが、話をしたり、メダルを触ってもらったり。
僕自身、シドニー2000パラリンピックの金メダルを見た時、それまではパラリンピックを見たこともなければ、僕の中に存在すらしなかったのに、単純にメダルのかっこよさに惹かれて、すごくかっこいい、自分でも取りたいと思いました。それが全ての始まり、きっかけです。
そのインパクトが僕の幼少期の中ではものすごく大きくて、今のモチベーションにもつながっていると思います。僕と同じように水泳をやってもらおうとは思わないですが、いろんな人と関わる中の一人として、外からの刺激の一つとして、何かを感じてもらえればと思います。

かつて山田選手が経験したように、話を聞いたり、メダルを間近に見たりすることで、直感的に何かを感じてもらえればということですね。

山田
そうですね。あと、一緒に泳ぐ機会があると、普通の人は大抵、僕には片腕がないので、言い方はよくありませんが、あまり期待していない。そんなさほどハードルが上がっていない状態から実際に泳ぎを見せると、振り幅の大きさで衝撃は受けると思います。
片腕の僕でもそれぐらい泳げるんだったら、自分はもっとできるだろうと思ってもらえればいいと思っているので、そういうことを伝えていければと思います。
リオ2016パラリンピック 表彰式後

2019年ラグビーワールドカップ、2020東京パラリンピックの世界大会に向けて

まだリオ2016パラリンピックが終わったところですが、2020年に向けて目標はありますか。

山田
小さい頃からの夢ですし、まだ目標達成できていないので、もちろん金を狙います。今回のリオでは初めてメダルを取れましたが、目標タイムは自分の思っていたところには届かなくて、喜びよりも悔しさの方が大きい大会になりました。
できれば2020年の東京の大会にピークを持っていけるように、時間をかけて準備をしてやっていきたいです。記録も順位も納得できる大会を終えられたらいいなと思っています。

2019年ラグビーワールドカップ、佐藤選手はどんな形で関わっていきたいですか。

佐藤
レッドハリケーンズは今期は2部(トップウェストリーグA)ですが、トップリーグに上がってトップ4を目指せるチーム力を持ちたいと思っています。
個人的には、2019年ワールドカップの日本代表に選ばれる位置に行きたいと思っています。

渡辺選手はどうですか。

渡辺
選手である以上、現役を続ける限り、日本代表を目指すのが第一の目標ですが、もしも届かなかったとしても、オリンピックを日本でやる、他のスポーツでも快挙やメダルを取るなどで、日本全体がラグビーだけでなく、様々なスポーツに対して興味を持ってくれるようになりつつあるので、日本全体を盛り上げられるような力添えができたらと思っています。

最後に

お互いアスリートとして、かつドコモのシンボルチーム、シンボル選手として最後にエール交換を。

佐藤
関西支社と東京の本社で離れていますけれども、頑張りを伝え合って、お互いに高め合っていけたらと思います。頑張ってください。僕らも頑張ります。(※)
山田
僕もラグビー部からはいつも刺激をいただいているので、同じ所属として盛り上げていけたらと思います。ありがとうございます。

※山田選手は東京勤務、佐藤選手・渡辺選手は大阪勤務です。

キャプテン 佐藤 大朗

選手写真

選手詳細

バイスキャプテン 渡辺 義巳

選手写真

選手詳細

山田拓郎さん プロフィール


競技
水泳 (自由形・個人メドレー)
生年月日
1991年4月12日
出生地
兵庫県 三田市
出身大学
筑波大学
所属
NTTドコモ 人事部
ポジション・クラス
S9/SB8/SM9(※)
成績
・アテネ2004パラリンピック 50m自由形 予選敗退、400m自由形 予選敗退 ※日本選手史上最年少の13歳で出場)
・北京2008パラリンピック 100m自由形 5位
・ロンドン2012パラリンピック 50m自由形 4位
・2015年 ジャパンパラ水泳競技大会 50m自由形 優勝 、100m自由形 優勝
・2015年 日本身体障がい者水泳選手権大会 50m自由形 優勝、100m自由形 優勝
・リオ2016パラリンピック 50m(S9クラス) 銅メダル
山田拓郎さん

参考:ポジションクラスについては以下のような分類があります。

  • S(自由形・背泳ぎ・バタフライ)
    身体障害(肢体不自由) 1〜10、視覚障害 11〜13、知的障害 14
  • SB(平泳ぎ)
    身体障害(肢体不自由) 1〜9、視覚障害 11〜13、知的障害 14
  • SM(メドレー)
    身体障害(肢体不自由) 1〜10、視覚障害 11〜13、知的障害 14

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