レッドハリケーンズ

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2009年度の試合を終えて、マコーミックヘッドコーチにインタビューを行いました。


今シーズンを振り返って

トップウェストAリーグの初戦はどうでしたか?

今年は豊田自動織機を倒すとトップリーグに行くチャンスが得られるチャンスの年だったので、新しいメンバー、新しいスタッフで1からのスタートだったので、コミュニケーションを増やし、練習試合を増やして、初戦に備えていきました。

戦いに勝つことを目指して全員で望んだのですが、負けてしまい、ショックはかなりありました。

ショックなことがあった場合、チームは2つ(良い方向に行くチームと、悪い方向にいくチーム)に分かれてしまうんだけど、今回負けた後、全員で話し合い、考えて、切り替えていった選手達は素晴らしかった。
織機に負けて、「簡単にはいかない」という経験が改めてチーム作りをより良いものにできたと思う。

そのことによって、初戦の時のレッドハリケーンズと、1/30横河戦の時のチームは全然違うチームのようだった。
でも、最後にはレベルが上がってきたけど、私達のチームを良くするまでに時間がかかりすぎてしまった感はあります。

今年はダメだったけど、将来が楽しみで面白いチームになってきたと思う。

外から見ても、最初は負けたけど、そのあとの立ち直りが凄いなぁという印象がありました。

でもそれはチームだけじゃない。応援してくれるファンの皆さんも、サポートしてくれるスタッフや会社も負けたあとの動きが凄く良かった。
完璧はなくて、課題が出てくるのが普通で、それがないとおかしいでしょう?
その課題をいい経験にできて、将来が楽しみで面白いチームになってきたと思う。

立ち直るにはコミュニケーションが重要だというお話でしたが…

人間関係はやはりすぐできるものじゃないけど、このチームでは、そこがどんどん良くなっているとは思う。
自分も、このタイミングでは「叱る」べきか、「褒める」べきか…など瞬時に判断しないどいけないけど、コミュニケーションがないとなかなか判断が難しい。
みんな頭では早くコミュニケーションを作ってやっていかないと…とは思っているんだけど、やはりすぐできるものではないよね。
でもその最初からの努力は無駄じゃない、最初からの努力といろいろな経験があるからこそ、今のチームがあり、よくなってきているんだと思う。

2回目の織機戦はどうでした?

2回目の時も負けてしまったけど、前回に比べて内容は良くなってきていた。その部分は大きかったと思う。

今シーズンは、ディフェンスが上手く行くとレッドハリケーンズは勝つことができるが、ディフェンスがうまくいかないと勝てない…この両方が大きく出たシーズンだったと思う。だから、その都度ディフェンスを練習し、ミーティングで修正していった。でも、まだ足りないところもあったからそれが出てしまったと思う。

でも2回目の織機戦があったからこそ、そのあとの練習試合やチャレンジシリーズの試合は課題のディフェンスが修正でき、いい試合ができたと思う。

ただ、このチームに一番必要なものは「経験」で、今までビッグゲームの経験がない。
この前の試合(1/30の横河戦)の後半、立ち上がりがよくなくて、後半から攻める経験とか集中力とかがないと、いいチームにはなれない。そういうところで「経験」は生きてくる。

初のチャレンジシリーズ進出についてですが…ファンも初めての経験だったから気合が入りました(笑)

気持ちとしては、チャレンジシリーズはチームとして初めての経験だった。
会場に来てくれたお客様の雰囲気も違うし、花園のメイングラウンドだったし、メンバーの半分くらいは秩父宮での試合は初めてだったり、そういった「初めて」がいっぱいだった今回の経験は、今後の為にもすごくいい経験になると思う。

それとファンも違うのが凄くわかった。全然ちがったよ!
お客さんの雰囲気がとっても良くて…その雰囲気が選手にも伝わって気持ちも入るし、とっても良かった。特に秩父宮はお客さんと近いし…ドコモのチームは今シーズンで「大人になってる」感じで、この1年で、すべての面において、すごい成長を感じる。
そういったところでも見ていて面白いチームになっていると思う。

ファンのメッセージでも最終戦後に「来年が楽しみだ」という声をたくさんいただきました。

それはすごく嬉しいね!
応援してくれるファンに「面白いゲームだった」「また来たい」という気持ちで帰ってくれたらすごく嬉しい。
そうであれば選手も嬉しい。

この1年でコーチとして一番大変だったことは何ですか?

織機に2回負けたときの気持ちの切り替えかな(笑)
やっぱり、すごく悔しかったけど、それをいつまでも引きずって、私が元気じゃないとチームにとってよくないでしょう?(笑)

みんなが暗くなる時だからこそ、次を考えて、気持ちを切り替えていかないといけないよね。でも目標を達成できなかったらやっぱりツラいし悔しいよ。けど、それだけじゃない…全部悪いわけじゃない。いいところもあったし、トップリーグという目標に向けてやっていかないといけないからね。

でも横河戦で負けたとき、日本に来て初めて泣いたよ。

試合終わった後にグラウンドに出た時ね…自然と涙が出てきて、自分でもビックリしたよ。(大泣きではないよ)

25歳から日本に来ていろいろあったけど、グラウンドで泣いたのは初めて…それができるチームがすごい。しかも、お客さんもそういった雰囲気作ってたし…ほんと、みんなの気持ちを感じてね…でも、あの時は本当に悔しかった!
課題もいろいろあったけど、それを最後にああいった形で終えて…ほんと「ラグビー」を感じたね。ラグビーの面白さだよね。

でも、シーズン中は「まだ次がある。もう1回いこう」って感じだけど、最後で負けて、目標達成できなくて、ラストチャンスが終わって…本当はもう1回チャンスがあったのに、そのチャンスをいかせなかったのはやはり悔しかったよね…。
これは正直な気持ち(笑)

この1年間でチームのいいところはどこだと思われますか?

チームが大人になっていっているところ、成長しているところ。

何事も簡単にはいかない、選手は自分の足りないところ、チームの足りないところを考えないといけない…。
そのところを甘く見ていくと絶対にダメで、そこは厳しく見ていかないといけないと思う。でもよくなってきているし、これから選手達もいい意味でラグビーを見る目が変わっていくと思うから、もっと良くなると思う。

ラグビーはただやるではダメ。「勝つために」やらないといけない…。

それは、「自分に勝つ」「敵に勝つ」そしてもちろん自分のチームの同ポジションの相手に勝つ…。
これにチャレンジしていかないと、レベルは絶対上がっていかない。
この点に関しては、まだまだやれると思う。

あとは「コミュニケーション」はやはり重要だよね。
この前の横河戦で、試合に出られない控え選手から連絡が入り、試合に出る選手達のアップを手伝いたいという声があったんだ。「一緒にやりたい」「自分ができることを何かやりたい」という気持ちで自分から行動している…。その考え方は、凄くいいなぁと感心した。自分が来た最初の時にはなかったことだから…。
そういった声はチームを考えていないと出てこない声だし、すごく大きなことだと思う。

来年に向けて

来年に向けての目標を教えてください。

今年できていることはそれ以上にできるようにしたい。
今年チームは初めて、いつもより長いシーズンを経験して、疲れや小さいケガ、故障などがあるだろうから、それはリフレッシュしつつ、身体のレベルはkeepして、来シーズンは自分のレベルをさらに上げていく努力はもちろん重要だよね。
チームも厳しさを増しながらもレベルUPさせていきたいと思う。

今シーズンからチームに加わったメンバーも多く、いろいろな選手が集まった中で、本当に0(ゼロ)からのスタートだったから、チームの雰囲気をつくることに注力したけど、来シーズンは今シーズンの経験を踏まえて、トップリーグを目指すためにも、厳しさも含めて、取り組んでいきたいと思う。来シーズンは勝負の年だね。

ファンの方へ一言お願いします。

最初に、今シーズンの熱い応援は本当に印象がある。すごくよかった。
選手もスタッフも本当に心からありがとうという気持ちでいっぱい。

私達は、責任のあるラグビーをやっていきたいと思う。

責任とは、応援してくれるファンへの責任、チーム内で試合に出られない他のメンバーへの責任、応援してくれる会社への責任など、私達は色々な責任を背負ってラグビーをやっている。そのことを常に感じながらやっていきたい。

来シーズンはトップリーグを目指すのはもちろんのこと、お客さんに「見てよかった」「また来たい」「これからも応援したい」と思ってもらえるラグビーをやっていきたいと思うので、来シーズンもぜひ応援してください。よろしくお願いします。

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