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 特別企画:パシフィックネーションズカップ代表選手対談 冨岡×セモ

「全てのラグビー選手にとって、代表に選ばれることが夢であるように、自分にとっても再びサモア代表に選ばれたことを本当に嬉しく思います。」
そう語るのはセモ シティティ。
2009年IRBパシフィック・ネーションズカップのサモア代表に選ばれた、レッドハリケーンズの要のフォワード選手です。

またそのサモア代表とともに戦ってきたのが日本代表の冨岡選手です。
今回はこのお二人にパシフィック・ネーションズカップでの戦いと、レッドハリケーンズ、ラグビーに対する熱い思いを、対談という形でぶつけてもらいました。


1.パシフィックネーションズカップ(1)

代表選手に選ばれて…

司会 二人それぞれにとって国の代表選手とはどんな感じですか?
選ばれてどう思いましたか?

セモ とても特別なことだし、自分にとって夢がかなってとても嬉しいことです。
サモアには多くのラグビー選手がいる中で自分が選ばれたことはすごくラッキーだと思う。それに加え1996年に最初のテストを受けてその後13年プレーができるなんて本当にラッキーだと思う。

サモアではラグビーはNO.1のスポーツで、みんなラグビー選手になりたいと思っているし、ラグビーが大好き。
だから自分にとってはパーフェクトなことで、代表選手になれることは、2度とないチャンス。
一度そんなチャンスが来ると、家族みんなが応援してくれる。
だから何度も代表でプレーできた自分はすごくラッキーだと思うよ。

司会 トミーはどう?

冨岡 僕にとっての代表は、サモアのように国技とかではないですが、ラグビーというスポーツの中で、選手であれば最終目指すところ、1番上にあるところなので、ぼくにとっては「特別な場所」という感じ。
「選ばれた人しかなれない」「簡単にいけない」ものだと思います。

司会 それだけ、負うものも大きいし、やりがいもあるということ?

冨岡 はい。ほんと、「特別な場所」だと思います。

司会 トミーは昨年から日本代表に選ばれたわけだけど、選ばれたときはどう思った?

冨岡 嬉しかったです。
だけど…正直「今の、この歳になってか!」という思いもありました(笑)…。28歳になってから選ばれたので。
普通、代表に選ばれるのは22〜3歳で選ばれるじゃないですか…。それまで、選ばれるような自信はあったんですけど、なかなかそのような機会に恵まれず、でも、やっと今来たか!という思いがあって、とっても嬉しかったです。

司会 セモは何歳の時にサモア代表に選ばれたの?

セモ 96年…21歳くらい??

司会 その時の気持ちって覚える?

セモ 僕が最初に代表に選ばれたときは、自分は若かったし、チームにはベテラン選手が大勢いた。
いつもベテラン選手と一緒に行動して、みんなで飲みに行ったときは、よく床で寝ていたよ。
でも、いつも怖かった。メンバーに選ばれてプレーすることが怖かった。

でもハッピーも恐怖も大事なこと。
ハッピーな雰囲気はいいチームを作るし、恐怖は若い選手にとっては代表チームでプレーするには必要なことだと思う。面白いね。

司会 日本代表についても、若いメンバー多いけどどう?

冨岡 自分の年齢は、中堅かもう少し上くらいの年齢だったので、それはそれで逆にやりにくいというか(笑)oldルーキー的な感じでした。

司会 代表内での、トミーの役どころとかはどうだったの?

冨岡 初めて選ばれたので、役割というよりも、試合に出て成果を出すことを一番に考えて、それをやることに必死でした。
やっと選ばれた代表で、「やっときたか」と思ったし、代表に選ばれる自信もあったけど、入ったら入ったで、やはりみんなのレベルも高くて、正直ちょっと「ヤバイ」というか、「その中でやっていけるか」という不安も出てきて、その中で自信を持ってやっていくということが大変でした。

司会 この1ヶ月間は、嬉しい事も、大変なことも含めて、トミーにとって新しいチャレンジだったんだね?!
代表という夢のチームの中でチャレンジしていくステージがあるというのは、ラグビー経験者からしたらうらやましいというかほんの一握りの選手しかできない事だから、すごい経験になったんだろうなぁと思うよ。

冨岡 はい、本当にそうですね。

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